佐伯■【では、話すね…。 】
鈴音■【…………。 】
佐伯■【拓也君は、
少しだけでもいいから、
延命してほしいと、私に 必死になって 懇願してきた…。
ご家族の方も、拓也君の 意思を 尊重したいと いうことで、
日本での 臨床例が少ない、人工肝臓システムという 治療を 行うことにしたんだ…。 】
鈴音■【………………。 】
佐伯■【そのおかげで、
一時的には 病状も 軽減して、
意識も 回復したんだ…。 】
鈴音■【………………。 】
佐伯■【でも、
やはり、
手遅れだった…。 】
鈴音■【………!! 】
佐伯■【急性肝不全で 昏睡状態に 陥った時に、
全身の血管内で、
血が 固まってしまうという DICという病気を 発症してしまい、
当初は、肝性脳症かと 思ったんだが、
頭部の CTスキャンをして見ると、
脳浮腫が 見つかってね、
それが もとで、
誕生日の 2日後に、
脳死と 判定されたんだ…。 】
鈴音■【………!!! 】
佐伯■【拓也君が 必死になって 訴え続けた願い、
誕生日の 2日後に、
彼は 実質上、亡くなった…。 】
鈴音■【…………!!! 】
佐伯■【彼は、
15才に なってから、
死んだんだ…。 】
鈴音■【………(T_T)(T_T)(T_T)(T_T)(T_T) 】
つづく…(;_;)