看護婦A.B■【…………………!!! 】
鈴音■【珍しい血液型って…、
まさか…!!
まさか……!!!!!!
ボンベイ型じゃないですよね…!!!!! 】
看護婦A■【…………………えっ、 】
看護婦B■【………………………。 】
看護婦さん達は、それ以上は 答えなく、顔を 見合わせ、バツが 悪そうにしていた…。
その様子を見て、鈴音は…
確信した…!
拓也君も…
ボンベイ型…!!

設備の充実した この病院には、
全国から 難病患者が 集まってきているのだから、
そういう偶然が 起こっても おかしくはない…。
いくら ボンベイ型が 100万人に 1人と いっても…。
鈴音は 考えた…。
拓也君が もし ボンベイ型だとすると…、
今までの 不可解な周りの行動が 全て…、
説明が つく…!!
婦長さんや 先生が、何故 拓也君に 近付かせないようにしたのかも…!!
お互いが ボンベイ型だと 気付くと、
意識せずには いられなくなるから…。
だから…(T_T)
だから 婦長さんや 先生は そうならないように、心配して…(T_T)
日本全国に 数人しかいない ボンベイ型の持ち主が、
すぐ そばで 入院している…。
しかも その どちらもが、適合するドナーを 待ちながら 移植を希望している…。
それを知りながら 冷静で いられる人間が どれだけ いるだろう…。

鈴音は しばし、その場所から 動けなかった…。
拓也君は、私が 同じ、ボンベイ型だと知って、
どう 思ったのだろう…?
私が 死ねば、自分が 助かる…。
そんな事を 考えていたのだろうか…?
改めて 移植に関する勉強をしていたのは、
何か 思うことがあっての ことに ちがいない…。
拓也君、
拓也君は 一体 何を考えていたのだろう…?
もし 私が 拓也君の立場なら、
どうしていただろう…?
何を 考えただろうか…?
鈴音は、
心を決め、
拓也のいる ICUへ 向かって 歩き出した…!!
つづく…!!