見えなかった…。
スタイルは いい…。
それに 背が 高い…。
こんな看護婦さん、
いただろうか…?
鈴音は そう思いながらも 強がりを言った…。
鈴音■【なに…、言ってるんですか…? 】
看護婦■【あなたは、
まだ 子供なの…。
親に 心配かけて 何が悪いの…? 】
鈴音■【…………!! 】
この人 私のこと 知ってる…!?
私が 今 強がったり、普段 偽りの仮面を つけているのまで知ってる…!!
と、鈴音は その言葉だけで、
そう思った…。
すると、
演技する意味がないと 知った鈴音は…
途端に、鈴音の仮面は 剥がれ落ちた…。
剥がれ落ちた瞬間から、
涙が とめどなく 溢れて 落ちた…。
鈴音■【私…
強い人に なりたい…。
でも…、
なれない…。 】

看護婦■【………………………。 】
鈴音■【みんな 私のこと…、
明るくて 強い子だって 言ってくれるけど…、
………………………………、
………………………………全部、
嘘なの…。 】
鈴音は、ダムが決壊したかのように、 初めて本音を 語り始めた…。
それを 看護婦さんは、
黙って、 ずっと 聞いていた…。

鈴音■【………………………………、
死ぬのも 怖いし、
手術するのも 怖い…。
生きていくのも 怖い…。
何より 夜が 来るのが 怖い…!
眠ったら もう 目が 覚めないかも知れないから…。 】
鈴音は、とめどなく あふれる涙を ぬぐうことなく、話を続けた…。
つづく…。