葬式中…
わしは ずっと 笑顔の遺影を見ていた…
心の中で 語りかけながら…
そうしていたら…
棺から…
【勝手に、ころすなやぁ~☆】
と 元気いっぱいで 出てきそうに感じた…
そして 次々現れる 昔の友達…
さおりらしいっちゅうか、少し 元ヤンキー系みたいな友達が多かった…☆
中学生時代に よく さおりが つるんでいた連中…
高校時代…
そして 職場の美容師さん達…
いろんな人が見えて なんか 嬉しかった…
中には 泣き崩れる友達もいて…
さおりの 人柄を感じた…
そして 式は 無事に出棺をむかえて…
音楽が 流れ出した…
さおりが 大好きだった 相川七瀬ちゃんの【恋心】が…
外見も似ていた事もあり…
1番好きな アーティストと 聞いていたから…
見送りの曲には ピッタリだと 感じた…(;_;)
この曲を聞いていると…
今まで我慢していた涙が 一気に 出そうで 必死に我慢した…
そして 無事 終了…
そんな中…
わしは 紗耶ちゃんに 呼ばれた…
紗耶香■【ぶぶさん…】
ぶぶ■【……ん?】
紗耶香■【私…、どうしても 言っておきたい事があるんだ…】
ぶぶ■【………なに?】
紗耶香■【さおりは 私の1番の親友…
さおりも 私が 1番の親友だと 言ってくれてた…】
ぶぶ■【………うん。
わしも そう聞いてる…】
紗耶香■【その親友の為に、どうしても伝えておきたい事がある…。】
ぶぶ■【………うん!】
紗耶香■【でも これは さおりから 絶対言うな!と、口止めされていた事でもある…】
ぶぶ■【…………!】
紗耶香■【あいつの事を想えばこそ 伝える事にした…!】
ぶぶ■【……なに?】
紗耶香■【あいつは…
ずっと ぶぶさんの事が…
好きだった…】
ぶぶ■【………えっ?】
紗耶香■【愛してた…
ずっと 愛してた… 】
ぶぶ■【えっ…? 】
紗耶香■【ぶぶさんが 病室来た時 私が さおりに言ってたの聞いてたよね…?】
ぶぶ■【うん…】
紗耶香■【さおりの好きな、ぶぶさんが来たよ!って…】
ぶぶ■【……。】
紗耶香■【もちろん あれは 友達としてではなく 1人の男としての さおりの 本当の気持ちだったんだ…】
ぶぶ■【…………!】
紗耶香■【でも ぶぶさんには 彼女がいる…。
さおりは そんな 二人を 出逢いの時から…応援してた… 】
ぶぶ■【………うん。】
紗耶香■【ぶぶさんは 彼女の事が ほんまに好きだって事が 分かっていたから、さおりは 自分の想いを 封印する事にしたんだ…】
ぶぶ■【…………、その話 ほんま…?】
紗耶香■【もちろん!
これは 私が 直接 さおりから聞いた話…
まぁ 無理矢理 聞き出した と 言ったほうが正しいかな… 】
わしは 話を聞いてるうちに…
胸が 苦しくてやれん気持ちになった…(T_T)
紗耶香■【あいつ 一切 見せんかったやろ。
まぁ ひねくれた性格しちょるのも あるじゃろうけど、好きな人の幸せを第1に考えれる 本当の女だったんだ…】
ぶぶ■【…………(T_T) 】
紗耶香■【その事を どうしても ぶぶさんに知ってもらいたかったから、本人の意思に反したけど、伝えさせて頂きました。】
ぶぶ■【あのバカ…(T_T) 】
紗耶香■【ほんま バカだよね…(TへT) でも これを伝えたからといって さおりを想って 生きていって という訳じゃないからね…(;_;) あくまでも そんなさおりの 全てを ぶぶさんには 知って欲しかっただけ… 】
ぶぶ■【うん(;_;) わかってる…(;_;) ありがとう 伝えてくれて…!】
紗耶香■【あと、さおりね…、最後の最後に 私の わがまま… ぶぶさんと、キス出来て 嬉しかったって言ってた…(T_T) 】
ぶぶ■【あの バカたれが…(TへT) 】
紗耶香■【ぶぶさんも 不器用じゃけど 私から言わして貰えば、あいつんが不器用じゃわ…(;_;) 】
ぶぶ■【わりぃ…
涙出てきたわ… 】
紗耶香■【その涙、きっと さおりに 届いていると思うよ…。そして喜んでるんじゃないかな…】
ぶぶ■【だと ええな…………(;_;) 】
紗耶香■【これ 受け取って…】
ぶぶ■【…………!】
と 渡されたのは…
1本の カセットテープだった…
つづく…