ぶぶ■【二人っきりな話…?】
さおり■【…そう。】
ぶぶ■【何の話…?】
さおり■【昨日ね…、先生から、退院の最終意思確認されたんだ… 】
ぶぶ■【あっ、親が申請しちょるっていうのやろ…?】
さおり■【そう…。】
ぶぶ■【…で、なんて伝えたん…?】
さおり■【退院したいです…って 言うた… 】
ぶぶ■【そしたら…?】
さおり■【退院が 決まりました… 】
ぶぶ■【…!(>△<)!
まじか…? よかったのぉ…!】
さおり■【よかったか…。 まぁ退院出来るのは よかったけど…】
ぶぶ■【あぁ…、病気の事…?】
さおり■【まぁね…。 】
ぶぶ■【……………。】
さおり■【その時 先生から 打ち明けられた話があるんだ…。】
ぶぶ■【………何を?】
しばし 沈黙のあと…
さおりは ゆっくり 語り始めた…
さおり■【余命… 】
ぶぶ■【えっ…?
余命 宣告されたん…?】
さおり■【まぁ 余命は 元々 半年前に、1年って宣告されてたんやけど…】
ぶぶ■【……………。
で、今回 どんくらいやったん…? 】
さおり■【…………。】
ぶぶ■【…………。】
さおり■【……1ヶ月。】
ぶぶ■【…!!!!!!
はっ…?
まじで…?】
さおり■【…うん。
もう 体ん中は 癌細胞で ボロボロなんだって…。】
ぶぶ■【…………(;_;) 】
さおり■【だから 先生は しに場所を 選ぶ意味で 退院を許してくれた…。 】
ぶぶ■【……(;_;) 】
さおり■【ほんまは 病院で 最後を…、っていうのが基本みたいやけどな…。 先生によっては 余命が限られた患者を退院さすなんて事は しないみたい…。 まぁ 最終的には 患者の意思らしいけど…】
ぶぶ■【それにしても 1ヶ月って……】
さおり■【私も びっくりした…。 自業自得の招いた結果やけん しゃぁないけどな…。】
ぶぶ■【………(;_;) 】
さおり■【次 体調壊したら そのまま…っていう可能性が高いみたいやから、伝えれるうちに ぶぶに どうしても 伝えちょきたい事があってな…】
ぶぶ■【………なに?(;_;)? 】
さおり■【ちなみに朋ちゃんには さっき 言いたい事 全て伝えたんだ…】
ぶぶ■【じゃから わしを 外に出したんか…】
さおり■【すまんな…。
どうしても 女同士の話があったから…】
ぶぶ■【ええよ…別に…。
そんで わしに言いたい事は…?】
さおり■【……………。
ぶぶは 今年のクリスマスに 朋ちゃんに プロポーズするって言ったよな…?】
ぶぶ■【言ったけど お前に もしもの事があれば もちろん延期する…】
さおり■【じゃろうと思った…
ここで 私からの 人生最後の願い…
聞いてくれる…?】
ぶぶ■【…………!
内容によるけど…(;_;) 】
さおり■【ダメ…!
私の 全ての想いが込もった願いやけん 絶対きく事…! 分かった…?】
ぶぶ■【………う…ん(´`) 】
さおり■【うむ…!
じゃぁ 決まりね…!】
ぶぶ■【で…、その願いは…?】
さおり■【私が クリスマスまでに しんでも…
ちゃんと 予定通り プロポーズする事…!
そして、いつまでも 私の事を 考えない事…!
この2つが 私の最後の願い…
ちゃんと 守ってね…】
ぶぶ■【…………!
出来る訳ないやろ…
とても プロポーズどころではないわ…!】
さおり■【じゃろうと思ったわ…。
じゃから私は、ぶぶに 病気の事は 伏せちょったのに 修のバカが 言いやがって…】
ぶぶ■【バレてたの…?】
さおり■【当たり前やん…! あんたらの事なんか なんでも分かるわ…!
プロポーズ延期する事もね… 】
ぶぶ■【それは しゃぁないやろ…】
さおり■【なら聞くけど…いったい いつまで延期するん…?】
ぶぶ■【……それは… 】
さおり■【なっ…! 答えれんやろ…】
ぶぶ■【それは そん時の気持ちにならんと 分からんやん…】
さおり■【お前の事なんて 分かってるって言ったやろ! 何年の 付き合いと思っちょるんか!
ぶぶの事やけぇ、数年は 延期するやろ…】
ぶぶ■【…………。】
さおり■【やっぱり…。
そんな事じゃろうと思ったわ…。
絶対 予定通り、今年のクリスマスに プロポーズする事…!
いい…?】
ぶぶ■【じゃけど…】
さおり■【じゃないと 友達の縁を切る…!
永遠に…!
家族にも言うから 葬式にも 来れんよ…!
それでも いんか…! 】
ぶぶ■【…………!】
この時の さおりは かなりの…けんまくだった…
わしは その場で、そんなさおりに、選択を迫られた…
つづく…