大親友だった犬の亡き後、悲しみに暮れていた猫。 親友の残した首輪を発見し、ニオイを嗅ぎスリスリと | まろのパパさんのブログ

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大親友だった犬の亡き後、悲しみに暮れていた猫。 親友の残した首輪を発見し、ニオイを嗅ぎスリスリと頭をこすりつける

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 老犬のサムと黒猫のゼウスは、ひとつ屋根の下でとても仲良く暮らしていた。だが、その生活は突然終わりを告げた。サムが亡くなったのだ。

 亡くなった当初、常にサムを探し大きな声で鳴くようになったゼウス。それから数か月が過ぎ、ゼウスはサムの忘れ形見を発見した。

 サムが常にしていた首輪である。

 ゼウスはサムのことを決して忘れることはなかったのだ。首輪のニオイを嗅ぎ、サムの気配を感じ取ったゼウスは懐かしそうにその首輪に頭をこすりつけた。

固い絆で結ばれていた犬と猫

 サムは犬。ゼウスは猫。種族も違うし性格も違うが、どういうわけかとても気の合う仲間だった。

 特にゼウスはサムのことが大好きで、いつもサムにくっついていた。抱きついたりじゃれたりして遊んでいた。

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Emma Catanzarite


 時にゼウスはサムにいたずらをしかけることもあった。だがサムは寛容に許していた。それがサムの愛情表現だった。サムもゼウスを愛していたのだ。

 ゼウスはとにかく、サムのそばにいたかった。
 
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Emma Catanzarite

 

そしてやってきた、別れの時

 出会いがあれば別れがある。悲しいことにそれは自然の摂理である。

 2か月前、老犬だったサムが亡くなった。
 それはゼウスの心に暗い影を落とした。

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Emma Catanzarite


 ゼウスは本当に寂しそうだった。一日中飼い主について歩き、サムの居場所を聞いているかのように、大声でニャーニャーと鳴くようになった。

 サムが亡くなった日、カタンザリテさん家族はサムの体を毛布で包んで部屋に置いておいた。カタンザリテさんの母親がゼウスの姿が見当たらないので探しにいくと、ゼウスは毛布に包まれたサムの体の上に座り眠っていた。

 これが最後の別れとなった。

 どんなに探してももうサムには会えない。
 彼は一足先に虹の橋へと旅立ってしまったのだから。

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Emma Catanzarite

 

サムのことはずっと忘れていなかった。思わぬ再会を果たすゼウス

 しかし最近、ゼウスは思わぬ形でサムと再会することなった。

 カタンザリテさんの兄は、自室の本棚にサムの忘れ形見である古い首輪を置いていたのだが、ゼウスはついにそれを発見したのだ。

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Emma Catanzarite


 本棚に飛び乗り、首輪のニオイを嗅いだゼウス。このニオイを忘れるわけはない。大好きなサムのニオイだから。

 カタンザリテさんはその時の様子を動画に収めた。下矢印
https://twitter.com/emmacatanzarite/status/1059638533974040577

埋め込み動画

emma 🎄@emmacatanzarite

my dog passed away a couple months ago and my cat just found his old collar... I AM CRYING

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 · Pennsylvania, USA

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 愛おしそうに、狂おしいほど首輪に頭をスリスリとこすりつけるゼウス。

 ニオイだけではゼウスの悲しみをすべて癒すことはできないかもしれないが、大好きなニオイに再び巡り合うことができたゼウスはとてもうれしそうに見えたという。

 残されたサムの首輪がゼウスの心の傷を少しだけ癒したのだ。

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Emma Catanzarite


 サムは二度と帰らない。けれども首輪にはサムの存在と香りを感じることができる。ゼウスは今、サムと再会できる場所を正確に知っている。

 会いたいときはそこに行けば、かつてサムという大親友が確かに存在し、仲良く一緒に遊んでいた事実を確認することができるのだ。

ReferencesPAWS PLANET / written by いぶりがっこ / edited by parumo