かわいすぎ確定。野生のスナネコの幼獣たちを発見。アフリカ史上初の撮影に成功(モロッコ) | まろのパパさんのブログ

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かわいすぎ確定。野生のスナネコの幼獣たちを発見。アフリカ史上初の撮影に成功(モロッコ)

 

 

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 世界的にネコ科の保護活動を展開している「パンテーラ(Panthera)」の研究者らが、北アフリカ、モロッコで野生のスナネコの幼獣たちを発見した。

 パンテーラでは2013年より北アフリカでスナネコの生態を調査する遠征を続けている。アフリカで野生のスナネコの幼獣が観測されたのが今回がはじめてだという。

 

 

 

 

 

 

4年目、5回目にして初めての遭遇


 北アフリカへの遠征5回目にしてようやく遭遇したというスナネコの子どもたち。今回が最後の遠征だったという。研究スタッフたちはこの日、モッロコのサハラで、砂ぼこりとトゲの生えた植物の中をトヨタのランドクルーザーに乗りながら7時間探し続けた。

 それでもスナネコは見つからなかった。キャンプに戻ろうと帰路についたその時、諦めつつも車の屋根に乗り、やぶの中にライトを当てていた研究スタッフが、キャンプの4キロ先にある闇の中から6つの光を発見した。

 なんとそれこそが幼いスナネコたちの瞳だったのだ。

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image credit:panthera


 その瞳は、イエネコより幅広の顔と大きな耳を持つ、黄色っぽい、3匹の小さな野生のスナネコのものだった。

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image credit:panthera

 

野生のスナネコを発見するのは至難の業


 スナネコ(Felis margarita)を自然の生息地(北アフリカ、中東全域、南西・中央アジア)で見つけるのは難しい。目に見えるような足跡はほとんど残さないし、食事の痕跡を残すこともない。また鳴き声は静かだ。

 日没から夜明けまでを忍び歩きし、隠れることも得意。しかも毛皮は敵の目を欺くにはうってつけの色をしている。だが走って逃げ去ることはない。

 幼獣の発見は驚きだったという。

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image credit:panthera


 スタッフらは1時間かけて写真やビデオを撮影し、さらに野生での行動を記録できないかと隠しカメラを仕掛けた。

 彼らの知識に基づけば、彼らは生後6~8週くらいだという。そして専門家がアフリカでスネナコの幼獣の映像記録に成功したのはこれが史上初となる。

 スタッフらはスナネコの幼獣たちを驚かさないよう慎重にそこを後にしようとしたとき、不安げに周囲をうろついていたメスの成獣を発見した。

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image credit:panthera


 この子たちの母親だろう。彼らは研究の為、そのメスに発信機付きの首輪をつけた。しばらく追跡調査をすれば、野生における繁殖サイクルや子離れなどについてデータが得られるとのことだ。

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image credit:panthera



 パンテーラのサハラにおけるスナネコ調査は2013年に始まった。クロアシネコの世界的権威であるアレクサンダーとパンテーラのマネージングディレクターであり研究者のグレゴリー・ブレトンは、モロッコではスナネコの目撃情報が他の地域より多いことに気がついたという。

 そこで調査の為5度の遠征を行った。5回目の旅も終わろうとする9日目、ついに3匹のスナネコの子どもを発見したのだ。

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image credit:panthera


 彼らはモロッコの当局と掛け合い、捕獲して首輪をつける許可を得た。この一帯でスナネコの研究はそれまでほとんど行われていなかった。
 
 彼らはその後、合計29匹のスナネコを発見した。うち13匹に首輪をつけた。ちなみにこの3匹の子スナネコはまだ小さすぎるので首輪はつけなかった。

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image credit:panthera



 これまで収集されたデータにより、スナネコの移動範囲は我々の想像や他の小型ネコを超えて広いこと、生息地は砂漠の限定された場所であることなどがわかった。だがその理由はいまだわかっていない。

 そして、もしその生息密度の低さが長期的に確認されれば、スナネコは少なくともこの地域においては思ったほど多くはないのかもしれない。

 スナネコの本格的な調査はまだはじまったばかりだ。

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image credit:panthera


via:pantheraなど/ translated by hiroching / edited by parumo

 
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