って、今年いっぱいは、仕事は、しない、
とブログにも書いていましたが、
今日は、銀座のクリニックの妊婦健診(助産師外来)の手伝いに行きました。
どうも、銀座が呼んでいたんですね(笑)
話が来た時に、受けようかどうしようか迷いましたが、
スタッフの助産師(その人も開業助産師)が、急な、そして復帰がいつになるかわからない病気で休むことになり、とりあえず今月だけ、妊婦さんの予約が入っている日に、助産師仲間でかわるがわる行くことになりました。
春、手術前の受診の時に、かかりつけ医がぽろっと、「○○(医師の名前)がね、銀座でお産をやるってよ」と言われたので、印象に残っていました。
院長同士、もと先輩後輩で働いていたお二人です。クリニックの色はもちろん違いますが、どちらも人気ですよ。気取らず、気さくです。
銀座開業のその医師の方が、公立病院にいながら、雑誌に載ったり、本を出して活動。
数年前に開業されました。10年以上前から、名前と活動は知っていました。
このたび仕事の話があった時も、ついにこの先生と対面するのか、縁をおもしろく感じました。
ここへきて、そういえば、自分の手術から、なんだか女医のみなさんに結構取り囲まれている感じがしてきました。不思議なものです。
(そういえば、春の退職の間際にも愛の告白を受けました、なんて。年下の女医さんから:笑)
私のなにかが招き寄せましたか~?おもしろいです。
実際、出産にはまだ使ってない、そのお部屋の白い壁一面に描かれた絵が素晴らしくて、
わあ~と、一人見渡しました。
診察の合間に
院長「あなた、あそこでお産やらない?」←仕事のことです。
私「あのお部屋、絵が素晴らしいですね!」
「あれね、スペインにいる日本人の画家の人に頼んで描いてもらったの。」
「ああ、だからスペインぽい。あれは、(出産のプロセスの時に)子宮が熟しそう。」
「そう、熟しそう。」
二人で、大笑い。忙しいので、数分のやりとり。詳細は、また来週訊こう。
そう、スペインぽい。
というか、ピカソっぽい。
壁の塗装の白い質感も、なんだか地中海の白い壁のようです。
のびのびとふるまう黄土色の裸の女性と子どもと、動物たちがぐるりと、3方向の壁をまたいで描いてあります。
動物達も家族で水辺にいます。楽しいです。
シンプル。筆のタッチが、その余白が、生命力にあふれて、体温を感じていいですよ。
正直、ここに住みたい、自分の部屋にしたいと思いました
仕事間にまた絵を見に行きたくなるくらい惹かれました。
(やばい、ここで働きたくなってきた。)
これはね、抵抗しづらいながれ。
が、仕事は慎重に受けますよ~。
今日は、電車が遅延して、2時間かけて、この初めての仕事場に着きました。
銀座はおもしろいですね。
そして、そこからなにがどうという訳ではないのですが、
仕事を終えて有楽町の駅までウィンドーショッピングして歩いて帰り、電車に乗り、大森駅に到着して、
歩いて帰る・・・、
なんだか違う国、違う世界に意識はいたかも(笑)くらいの感覚がしました。
独特な1日でした。
朝から、自前の白衣とナースシューズと、資料と、もう一つ医療センターのオープンシステム出産の方のコールがあっても駆けつけられるように医療用のエプロンと、お弁当が入った、旅行かと思うくらいの大きなバックを持って15分歩き、駅に着いたら、電車止まっていて、平和島駅まで20分歩き京急線に乗り品川駅でJRに乗り換え、銀座の中央通りにあるクリニックを探して歩き・・・
ほどよく疲れたせいもありました。
そして、911から、11年経つのですね。(311からも1年半)
今日はその記憶を越えるような不思議な時間と場所の感覚でした。(追記)