『谷神不死。是謂玄牝』――谷神(こくしん)は死せず。これを玄牝という。

タイトルの「玄牝」とは、老子の『道徳経』第6章にあることば。大河の源流にある谷神は、とめどなく生命を生み

出しながらも絶えることはない。谷神同様、女性(器)もまた、万物を生み出す源であり、その働きは尽きることがない。
老子はこれを玄牝――“神秘なる母性”と呼んでいる。


映画「玄牝」オフィシャルサイト より


玄牝、げんぴん、と読みます。昨年(から)、公開されている河瀬直美監督のドキュメンタリー映画です。


女性が、自分の体と心に自信をもって、自分らしく生むお手伝いを私もしてきました。自分を解放するお手伝いです。ハートオープンにすると生まれてくる子供達と生活を楽しめます。

必要なのは、自然な心地よい環境に身をおくこと。自分本来の本能的な感覚が働きだすのを感じます。

感覚で選ぶと本当に自分に必要なものがわかります。

気持ちのいい自然素材の衣類や添加物のない海や山の食材をいただきます。家事を楽しんですると結構なエクササイズになります。


河瀬直美さんはご自身のお産もフィルムにおさめていて、気配や繊細な気持ちをありのままを、映像に撮れる人だな~と感心します。



よしもとばななさんのコメント


「ふつうのドキュメンタリーでは、おそるおそる撮られている妊婦さんたちが、ここでは野生の獣みたいに美しい」



あるがままであろうとする姿は、とてもセクシーです。


これをサポートしていただくのは、やはりパートナーの男性。王子様です(笑)パパの役割。最初、内面の葛藤あり、戸惑っていた方でさえ、陣痛が強まり、彼女が自分自身の体の波に集中し始めると、ただただ彼女を抱きとめます。パートナー(上の子供達だったりもします)の存在に女性は安心します。


こんな本能的な営み、自分と家族が一番居心地のいい雰囲気の場所でうみたいと女性達は、自分の体と心と相談して選びます。私達は、そのカップルの思いをバースプランとして受け取ります。


映画「玄牝」のほんの少しの映像ですが、予告編 だけでも、その雰囲気が感じられると思います。



何者にも、はばかることなく、愛せ。