「なんでエステティシャンになったの?」
よく聞かれる質問で
答えがね、1つじゃないんですよ。
だから逆になんて言ったら良いのかいつも悩んでたんですけど
慈の人生を書いているし、いい機会だから
改めて過去を掘り下げてみようと思います。
エステティシャンの道を選んだ
大きな要素としては3つです。
まず、1つめ
小学生の頃から全身毛深いのがコンプレックスで
さらに男子から「岩田は毛深い毛深い」と、
毛深いを理由に鉛筆とか消しゴムのカスとか投げられていたんです。
悲しいことに
好きな男子にも言われていた私は
シクシクと泣いて帰って、
たまたまテレビCMか何かを見た≪脱毛≫に惹かれたのです。
母親に、
「脱毛したい!なんで私は毛深いの?やだよぉ」
と、泣きながら言ったけどお金がないを理由に断られました。
毎日、剃刀でそったり、毛抜きでひっこ抜いたり
除毛クリームに脱色クリームしても次の日には
除毛クリームに脱色クリームしても次の日には
全身ジョリジョリ
ワキ・両ウデアシ(指毛〜付け根まで)・
お腹・ギャランドゥー・Vラインと、
私の肌はどんどんボロボロになっていったのでした。
2つめは
私の父親は、パワハラandモラハラの酒乱人間で
機嫌が悪いと、よく母を
「高卒女/低学歴」とか「何も取り柄がない」
「俺が貰ってやらなかったら大変だったぞ」と言っては
馬鹿にしていたんです。
火の粉は私にまで降りかかって
「慈は勉強が出来ない。顔まで悪くなったらどうすんだ?結婚できないぞ」
それを聞いた母も影で泣いていて
子供ながらに何もできない自分が嫌でしょうがなかった。
母親の様にはならない…
父親みたいな男の人に負けたくない…
というより、
目の前で傷ついて涙している母に
何も出来ない自分が心底嫌だった。
何も出来ない自分が心底嫌だった。
ノンフィクション映画やドラマを見て、
女性が大切にされていないシーンを見ると
母を思い出しては、世の中にこういう女性少なくないんだなと思うようになったけど
女性が大切にされていないシーンを見ると
母を思い出しては、世の中にこういう女性少なくないんだなと思うようになったけど
私にどうにかできるレベルじゃないよな。。。と諦めていたんです。
そして3つめ
いっさいの遺産を残さず父が早くに他界し、
母から「私と弟、2人を大学に行かせられる余裕がない」と言われました。
母から「私と弟、2人を大学に行かせられる余裕がない」と言われました。
弟は大学進学を希望していたので返事1つで譲ったんです。
私自身、勉強の道に進むより
早く働いて、頂いたお給料から自由に使いたかったから
”進路:就職”は、苦渋の決断ではなかったんですね。
そんな1・2・3があって
高校生活の中で[進路希望アンケート]がやってくるじゃないですか。
みんなは、大学進学〜とか、
〇〇専門学校希望〜とか書いていて
私は常に白紙で出していた。
〇〇専門学校希望〜とか書いていて
私は常に白紙で出していた。
弟に大学を譲ったのは良いけど
英検5級しかもっていない私がどこに就職できるんだか?
なにやってきたんだ、高校3年間…。
私も母と一緒「高卒女/低学歴」「何も取り柄がない」女じゃん( ´_ゝ`)…。
と、思いながら就職斡旋ファイルを
ペラペラめくっていたら
某大手エステ会社から求人が来てる!!
募集項目や研修内容を読むと
高卒は脱毛班…脱毛の技術を学びます。
研修中は研修生同士で練習します。
って書いてあって
え!お給料もらえて、タダで脱毛できるの?
しかもいつかは
フェイシャルやボディも学べる制度もある!
手に職がつく!!食いっぱぐれないかもーーー\( 'ω')/
ってもう気分アゲアゲで
『先生!私、ここに就職する!』
そう心が決まってからは先生とマンツーマンで
就職試験対策に励んだんです。
エステティシャン..:*゚*:..
→毛深くて悩んでいる女性の毛を1本残らず綺麗にしてあげたい
(ついでに私の毛も無くなれ!)
→毛がないことで自己処理が無くなるから肌も回復する
(私の全身の肌も回復して!)
→コンプレックスが解消する
→全身を含めた自分の容姿に自信がつく
→生き方が変わる!
→出会う人も変わる!
→女性を大切に扱ってくれる人と出会えるはず
→絶対しあわせだ!
→絶対しあわせだ!
そして
あの時は私自身が幼くて
泣いている母に寄り添えなかったけど
これからは女性の悩みやコンプレックスを
エステで解消したい!
私のこの手で美しい女性を世に輩出したい!
そして私自身も美しい女性でありたい!
高校3 年生の秋、就職内定♡
エステティシャンという響きだけで
「高卒女/低学歴」「何も取り柄がない」女の私は
こんなにも前向きに
自分で未来を切り開けるんだ!という喜びに
包まれたのでした♡
包まれたのでした♡
つづく
Please take care of yourself
Love&affection
慈