既存の出窓について規模と機能(用途)の2軸でポジショニングマップを作成しました。

ポジショニングマップから、大きく以下の2つのグループに分けられると考えました。

➀ディスプレイの場:比較的小規模×観賞・装飾が目的

②出窓に座る・寝る:大規模(人が入り込む)×窓以外にソファやベッドとしての機能

これを踏まえて、提案する新たなデザインのフレームを決めていこうと思います!

 

ポジショニングマップを作成してみて、

作業スペースとして設けられる出窓に対して、曖昧であると感じました。

物を置いているついでにそこで多少作業をする程度がほとんどで、初めから作業スペースとするためにデザインされた出窓はあまり見られず、既存の出窓の天板を延長して机にしていたり、収納や照明等の機能を持たない"机にもなる"デザインが多く見られました。

そこで、出窓を作業スペースとする際に使うシーンを想定したデザインでの提案をしようと考えました。シーンを限定することで新たに付随する機能を具体化し、1つの空間として成立する出窓を提案したいと考えました。

出窓を作業スペースとする際に考えられる行為について挙げてみます。

仕事 / 勉強 / 家事 / 読書 / メイク / 趣味(イラスト、ゲーム、動画を見る…) / …

必要な幅や奥行き、椅子に座るのか床に座るのかなども検討範囲となります。

 

現在考えている案についてここで共有します。

1つ目は、個室ブース(集中ブース)とする案です。身体全体で出窓に入り込み、作業に集中することのできる空間をつくりたいと考えています。

集中スペースは、周囲の視線から外れ個人作業に集中するためのスペースとして、オフィスを中心にニーズが高まっています。現在は、テレワークの普及により、自宅に集中スペースを設けることに対してもニーズが高まっています。

そこで、出窓を集中スペースとして活用する案を考えました。

 

 

2つ目は、メイク等の身支度をするスペースという案です。

メイクをする際に重要な要素の1つとして「光」が挙げられます。メイクをする場合、自然光が顔全体に当たる場所で行うことが好ましいとされています。そのため、採光機能に長けた出窓を活用することができると考えました。

 

今後は、作業スペースとしての出窓を軸として深めていこうと思います!

 

読んでいただき、ありがとうございました!