先日、知人から娘さんがさかごになって…と相談を受けましたので、今日は、さかごについてお話しします。

 
 
 
一般的にはさかごと言いますが、医療用語では「骨盤位」といいます。また、産科はまだドイツ語を使う事が多く、「BEL」と書いて「ベッケン」とスタッフ間では言います。
 
 
 
さかごの原因は、西洋医学では、お母さん側の原因として「子宮筋腫合併妊婦」「子宮の奇形」「前置胎盤」「狭骨盤」など、赤ちゃん側の原因として「水頭症」「多胎妊婦」などかありますが、「はっきりとした原因はなく、最後までさかごが治らない」と言う場合がもっとも多いです。
 
最近は、骨盤のゆがみが原因で頭を下にしにくいという考えもあります。
 
 
32週までは、まだ子宮内で動けるスペースがありますので、さかごになったり頭位(頭を下にする)になったり、どちらでも問題はありません。
 
32週以降は、赤ちゃんの頭が大きくなり、重力の関係で自然に頭位になっていきます。
 
32週以降にさかごだと、治らなかった場合、帝王切開の可能性もでてくるので、病院ではさかご体操などを指導します。
 
 
さかごの問題点は、妊娠後期に入り赤ちゃんの頭が子宮の入り口を圧迫しない為、子宮の入り口が出産にむけて柔らかくなりにくく、陣痛がなかなかこなかったり、陣痛がきても強くならず、微弱陣痛と言って陣痛が弱くなったりする事があります。
 
 
一番の問題は、さかごで破水した場合、へその緒が赤ちゃんより先に子宮の外に出て圧迫され(臍帯脱出)、赤ちゃんに酸素がいかなくなり、数分で赤ちゃんが死亡する場合があります。
 
 
 
また、赤ちゃんのお産の時の外傷(頭蓋内出血、骨折、上腕神経麻痺、腹腔内内臓損傷など)の頻度も高くなります。
 
 
 
このため、近年ではさかごの場合、予定帝王切開になる事がほとんどです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ってとこまでが、簡単ではありますが、教科書に載っている事です。
 
 
 
 
 
 
 
 
ではでは、西洋医学以外の観点でここからはお話しします。
 
 
 
 
 
 
まずもって、さかごが問題ですか⁉︎
 
 
 
 
 
 
こちらの野口整体 整氣院さんのブログを参照に書かせていただきます。
 
 
 
 
天地、自然のすべての運行はいつも健全です。
 
身体は間違いませんし、生命はくるいません。
 
 
ですので、何らかの理由があって、赤ちゃんはさかごになっている方が身を守れるので、さかごになっているのです。
 
 
だから、さかごを「異常」と見ない事。
 
 
話しかけるのも、「さかごだから治ってね」ではなく、
 
 
「あなたお利口だね」って話かけると良いです。
 
 
 
そして、「生まれる時は頭からね」とおしえてあげます。
 
 
まずは、今ある状態をありのままに受け入れる。
 
 
それから、色々なケアにうつるといいですね。
 
 
まずは、マインド。そこから、始めましょう。
 
 
 
さかごになるのは、まずお母さんの「身体」があり、赤ちゃんの「気持ち」があり、さかごになるような「生活」があります。そして、これらの「原因」には共通点があります。
 
 
 
まずは、生活を振り返り、赤ちゃんや自分の身体を感じましょう。
 
 
 
いくらケアをしても、感じるがないと効果半減です。この感じるは、産後の自分のケアや育児(赤ちゃんの要求を感じる)に役立ちますので、感じる力を妊娠中からしっかり養っておかれるといいですよ。
 
 
 
他にも具体的に、さかごの原因、ケアをお話ししていきますね。
 
 
 
【冷え】
 
さかごになっている人は、結構冷えがある方が多いです。特に下半身が冷えると、さかごになりやすいです。
 
そんな時は、身体を冷やすものを避け(白いもの:白米、砂糖、牛乳、果物、暖かいところで出きる物など)、首のつくところ(首、手首、腰(くびれ)、足首)などを冷やさないようにします。
 
足湯もいいですね。
 
足湯は、足がつけれるか付けれないかくらいの熱いお湯に、足首まで6分つけます。いったん足をあげて、皮膚が赤くなっていれば終わりです。赤くない方があれば、足し湯をして温度を戻し、赤くない方をもう2分つけます。
この足湯の仕方は、内臓も温まるので、産道も温まり柔らかくなり、安産にとても効果があります。
 
他には、お灸(三陰交や足の小指の外側)も効果があります。
 
 
 
 
【運動不足】
 
さかごの中には運動不足のものもあります。持病ある方や安静が必要な方は別ですが、経過が良い方は、自然にインナーマッスルを刺激できるウォーキングをされるといいです。
 
 
 
【お母さんに物申したいとき】
 
お母さんに、赤ちゃんがなにか物申したい時にさかごになることがあります。
例えば、仕事を無理してるとか、パートナーとうまくいってないとか、赤ちゃんがしてほしくないことをしてる、など。
お母さん気づいて~、話しかけて~なんていう時もさかごになって教えてくれる時があります。
 
まずは、自分を振り返り、赤ちゃんとしっかり対話してあげてください。
 
そして、身体や心が嫌だなと感じる事は、思い切ってやめてみましょう。
 
パートナーとの関係がうまくいってない時は、思い切って本音を話してみましょう。
 
赤ちゃんが、パートナーとの対話の練習をさせてくれるために、さかごになってるかもしれませんね。赤ちゃんはいつでもお母さんの味方です。
 
 
私も、第2子の時に健診で2度ほどさかごになってる時がありました。仕事でやりたくないなと思うことをやった時だったので、やっぱりなと思い、やめたら次の時はちゃんと頭位に戻ってました。
 
 
 
 
【睡眠不足】
 
スマホやパソコンなど目を使い過ぎると、自律神経系のリズムがくるって眠りの質が落ちます。
なるべく、目を使わない事。
眠りにくいときは、蒸しタオルを目か後頭部に置いて5分くらい温めると、自律神経のバランスがとれて、熟睡しやすくなります。
 
 
それから、夜布団に入ると、赤ちゃんが動き出す経験ありませんか?
 
 
これは、胎内記憶をお話ししたお子さんが教えてくれたことですが、昼間バタバタしていると、赤ちゃんは子宮にいるそうですが、夜お母さんがリラックスしてると、子宮は宇宙になるそうです。だから、赤ちゃんはのびのび動けるんです。
 
 
しっかり、寝ると、赤ちゃんは宇宙でのびのび動けてまわりやすくなりますよね。
 
 
宇宙だなんて、メルヘンデレデレ
 
 
 
 
【赤ちゃんの基質】
 
ホメオパシーでは、寂しがり屋の赤ちゃんはお母さんと離れたくなくてさかごになることがあるそうです。
さかごのレメディもありますが、まずは、安心だよ~、地球は楽しいよ~などとお話しして、赤ちゃんを安心させてあげるのもいいですね。
 
 
 
 
さかごのケア方法をいくつか書きましたが、いくらいいからいって、嫌だなしんどいなと思うことをやるのは本末転倒です。
 
 
 
どの方法も身体と心が気持ちいいと思う事をしてくださいね。
 
 
 
あとは、やることをやって、赤ちゃんに任せる。バタバタしない、焦らない。
 
 
 
しっかり、感じて対話すれば、大抵さかごは治ります(当社比)。
 
 
 
 
一般的に32週以降は直りにくいといわれますが、整体的には出産間近まで回るといわれます。
 
 
 
 
私も実際、37週で頭位に戻った方をしっています。
 
 
 
 
 
 
 
だから
 
 
 
 
 
あきらめないで~
(真矢みき風に)
 
 
 
 
でも、仮にさかごが戻らなくても、それはそれで赤ちゃんが決めてきたことですので、赤ちゃんの立派な選択を受け入れてあげてくださいねウインク

 

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~NALU助産院・産前産後ケアはぐ~

 

助産師     高木  奈美

 

 

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