人ひとりの思慮が、どれほどのものか。

それは、まことにもって頼りないものである。

後の世になって、過ぎ去った事を、とやかくいいたてることなれば、だれにでもできる。


疑われて、失敗をいたすより、信を置いてなお、破れるほうがよい。

疑うて破れたときはなかなかに立ち直れぬものだが、

信じるがゆえに過ちを見るときは、かならず立ち直ることができる。