第1種目のAK150が終わりここ数年の目標を達成したことで気分は上々。

るんるんしながら続く第2種目、AKバスター(ピンチ力)のアップを開始!


昨年から正式種目となったAKバスター。幅は55ミリで表面は塗装コーティングがされている。競技の際はスピーディな重量変更が求められるがピンのワンタッチ機能でスムーズな重量変更を実現。握力王大会では両手でこれを摘んでリフト記録を競う。


当初の目標は北海道でリフトした80kgを超える82.5kg。ただ練習では82.5kgは安定しておりこれは最低でもという事で、腹の中では85kg〜87.5kgを狙っていました。

あわよくばAK150で130kgを突破した勢いのまま大会パワーで90kgも…などと考えながらアップを開始。

摘んだ時の感覚がいつもと若干ズレているのが気になりながらも「大会で高揚しているんだろう」と思いながら50kg、60kgと進めた次の70kg。


あげようとした瞬間に凄く重く感じ、なんと挙げきれずに失敗。


本来、私にとって70kgという数字は最終アップの1つ手前のものです。

70kgの上がりを見て最後に72.5kgか75kgを選択し試技に挑むつもりでした。

そして75kg or 77.5kg-82.5kg-85kg以上と考えていたのですがそのプランが全て瓦解。

正直なところかなり焦りました。


少しインターバルを長めに取り、もう一度70kgをアップし直し成功したものの、かなり渋い挙がり方。

ここでバスターの記録更新は諦め、自己ベストタイの80kgを狙う事に切り替えました。


このバスターと次のバッファローホーンに関しては、パワーリフティングやベンチプレス競技のように失敗しても最初の申請重量から重さを軽くすることは出来ません。

無理して攻めた結果、記録なしとなっては元も子もないため、第1試技は70kgを選択。

アップ時点で一度失敗していたので結構緊張しましたが、必要以上に気にするのは良くないと思いサッとリフトしにいって成功。😌


第2試技は75kg。

かなり重く感じましたがここも成功、ただ予想以上に苦しいリフトで感触ははっきりと悪かったです。


第3試技は自己ベストタイの80kgを選択。

第2の感じから77.5kgにするか迷いましたが、75kgをとっていたことでここは攻める事にしました。

リフト中に指が滑りながらも何とかリフト!

バスターの記録は80kgとなりました。


当日の調子を見て冷静に重量を変更出来た点は良かったとは思います。

ただ、問題なのは何故普段の出力が出せなかったのかという点。


まず、前提としてバスターはAK150の後にあるので手にダメージがある中での試技になります。

それは織り込み済みだったのですが、


AK150の第3試技で普段やらない幅を全力で握ったこと


これで結果的に大きくダメージを負ってしまいました。


普段やっている幅ならまだしもかなり大きく幅を変え手の感覚を狂わせた挙句、そこに大会仕様の出力をぶつけた事で結果的に大ダメージになってしまったのではと想像しています。


不本意な結果ではありましたが、これでサブトータルは210.3kg。

次のバッファローホーンで140kgをリフトすれば目標のトータル350kg。

練習では150kgは安定していたので少し精神的な余裕を持って次の種目に向かいました。


そんな余裕があったのはアップを始める前までになってしまうのですが…