紫味をおびた赤色を集めてみました❣


・臙脂色 えんじ色
 やや暗い紫色をおびた赤色。
元はインドのガンジス川の流域に生育するラック虫(貝殻虫)の一種、中南米ではサボテンに寄生するコチニールという虫から赤色を採取する方法が早くから行われていた。
日本には桃山時代南蛮貿易によって渡来し、その鮮やかな深い赤は異国の色として人気があった。


・薔薇色 バラ色
 西洋では最初に園芸植物として栽培された花で、その美しさに〝美〟の象徴として「ローズ/Rose」という名が記され「ローズ○○○○」と冠にローズをつける色名が多く用いられている。


・マゼンタ マジェンタ
 マジェンタは北イタリアの地名で1859年にナポレオン三世の同盟軍が北イタリアを支配していたオーストリア軍との激戦地の地名が充てられている。オーストリア軍に勝利しイタリア統一となった日と同じくして発見された赤紫系有機染料フクシンにマジェンタという色名を名付けた。


・蘇芳色 すおう色
 熱帯産のマメ科の木、蘇芳の木質部を染料とした色。
蘇芳は古くから輸入されており正倉院の宝物にも収められている。
江戸時代には一般庶民の間で紅や紫の着用が禁じられていたためそれらの色に近い
「似紅」「似紫」を染めたのものに人気があった。
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