そして結婚。 | イカ姉のニャンズとの気ままな日常✩.*˚

イカ姉のニャンズとの気ままな日常✩.*˚

とうとう50代に突入!
自我に目覚めた私のニャンズとの気まま日常を綴りました。
ほとんど更新しません(笑)。














結婚してからのあたしは、、















ヤッパリ寂しかった。














彼は甘えん坊で自己中でダラシナイ所もあるけど、とても優しい人だった。


だけどあたしの話はあまり聞いてくれず、聞いてくれても、


「お前の考え過ぎ。悩み過ぎ。」


と片付けられる事がほとんどだった。


それは彼なりの優しさだったし、よく考えてみればあたしより年上と言っても彼もまだ当時は20代だった。


今思えば、あたしは彼に全てを頼り過ぎていたんだと思う。














だけど、段々生活している内に会話の端々で彼との考え方、価値観の違いを感じ始めていった。


「俺は釣った魚には餌はやらん。」


それが決定打やった。


何しかアホやったからその言葉を本気に受けて凹んで、、


…結局ヤッパリ遊び始めた。


それしか無いんか!!…って思うけど、それしか無かった。


手軽で気軽って、便利やけどホンマ怖い。













彼が泊まりの出張の日は必ずと言っていい程、ツーショットダイヤルに電話、会う、遊ぶ、ホテルに行く事もあったり…の繰り返し。


でも余り満たされず、


歯痒い、、


イライラとした気持ちで毎日を過ごしていた。
















何を求めていたんだろう。
















そして1年目に妊娠。


それは彼の子である事には間違い無し。














女って子供が出来ると変わるんだなぁ…って思った。


母性本能。


あたしでもそんなモノあったんや。。。

















出産は、、摂食障害が原因で帝王切開になってしまった。


誰にも言ってないけど…。













そして生まれて来た子を見てからあたしはお母さんになった。


毎日毎日些細な事が心配で心配で、可愛くて可愛くて仕方無かった。


もう一生遊んだりバカな事はしない…、、


そう思ってた。
















病気やな。














また遊び始めた。


こうなるともう手がつけられへん。


もっと遅くに結婚すれば良かったんだと思うけど、、。


あたしは夢中になれて、ドキドキさせてくれる瞬間を求めて遊びまくった。


バイトの休みの日でも、バイトに行くと嘘をつき、彼の実家に子供を預けてコンパにも行った。















そうしている内に本気になって長く付き合う…れっきとした(?)不倫の関係になる様になって、沢山出会う、、という事は少なくなった。
















そしてヤッパリ都合の良過ぎるあたしは、何度も病気の再発で色んな事を免れて来た。


結婚してからもバレた事があったけど、お決まりのボロボロ状態。


彼は優しい人だったから…。
















…あたしには凄い悪魔と凄い天使が共存していた。













彼はあたしの天使の部分も知ってるから、


なかなか離婚、とかそういう考えには至らなかったんだろう。


ぃゃぃゃ、天使…なんてそんな大げさなモンでも無いし、自分で自分を天使とか言うか!!??、、って突っ込まれそうやけど。


敢えてそう表現する。

















あたしはまるでDVオトコの様だ。














彼とあたしは夜の相性は良くて、例え二人の間に何が起きてても、2~3日に一回はセックスしてた。


浮気して来た日も夜は彼とちゃんと(?)エッチをした。


それが10年近く結婚生活を続ける事が出来た理由かも。。。















ある年の初め頃、彼が、、


「勃たへんねん。無理やねん俺。」


「何で?どないしたん?」


「お前オトコおるやんけ。わかってるねん。お前の友達に問いただして聞いた。もうアカンねん。色々想像したらもうアカンねん。助けてくれ。」

















あたしが昔患った心因反応、、


それを今、あたしが彼に対してやってしまっている事に気付いた。













あたしは逆ギレした。


「何で解ってくれへんかったん!?あたしも寂しかってん!!!!」














「俺らもう別れへんか?お互いの為やと思う。今は修復は無理や絶対。」


背筋に寒気が走った。


それまでケンカした事はあるけど、「離婚するー!!」とか口に出すのはいつもあたし。


彼から離婚の二文字が出たのはこの時が初めてやった。
















…そこであたしは病気、、、、













にはならんかった…。














生まれて初めて素の自分が、自分で自分のした事に後悔した。


反省した。


けど遅かった。


初めて土下座もした。


驚く程頭が冴えて来た。


何だか変に清々しい気分さえした。















この瞬間から新しいあたしが顔を出し始めた。


本当のあたし。
















彼は最後まで優しい人だった。


あたしと子供が一番良い方法を考えてくれた。


自分も嫁の裏切りや病気でフラフラなのに、必死で考えてくれた。













「こうなったのには確かに俺にも責任がある。ただ今は無理やねん。毎日俺、何をしてても楽しくないねん。お前が病気になったらしんどいって言っても意味解らんかったけど、今お前の気持ちが少し解るねん。胃痛なんて知らんかった俺が胃痛で辛いねん。」


皮肉にもこの時初めて2人がお互いを少し理解し合えた。


「だからお前も辛かったんやと思う。」
















あたしは声を上げて泣いた。


彼も、


「すっきりしたわ。離婚するって決まったら気持ちが軽くなった。復縁も有ると思うからお互い頑張ろうや!」


泣きながらあたしの頭を撫でてくれた。















あたしは今まで何をしていたんだろう…?













その日何ヶ月か振りに彼とセックスした。


「今でも愛してるよ。だから離婚してくれ。愛してるよ。」


彼は優しい笑顔で涙を流しながらあたしを抱いた。


その時あたしは、生まれて初めて愛のあるセックスをした。





















全部実話です(´ヘ`;)。。


アホなあたしの実話です。


自分の事を卑下したり、過去の過ちに捕らわれて動けない人が読んで少しでも気持ちが楽になってくれたら良いな…という気持ちから書き初めマシタ。


離婚してからもやはり失敗は続きますが、それについて後少し書きマス。








遅くなりマシタが、、


オヤスミナサィ…zzz☆