皆様､こんにちは｡

昨日23時に勤務を終え､月曜日12時の始業時迄の休みに入りました｡現在の勤務体系は今月一杯か長くても盆休み前迄の予定でしたが､もう少し伸びそうです｡俺が元の部署に戻る為の代わりの人間が中々決まらないのが理由｡突然の命であったとは云え俺を多能化してくれた会社に感謝をしつつも､夜勤の有無が結構な収入差になるのを思うと早く元に戻して欲しいとの思いの方が強いです｡因みに本来の部署で組んで遣っている相棒を教えては?と打診をしてみましたが､気配り目配りも出来なければ言われた事しか遣らず手も抜く為考えてすらいないとの回答でした(元の部署で製造している物よりも取扱や製造条件等々に細かな規定があり人を選ばなければならぬのが理由とか)｡

さて本日は此方の作品を…DVD化作品でAmazonプライムビデオ(Amazonプライム会員特典対象作品)内に於いて有料動画配信が行われています｡

｢姐御｣昭和44年8月9日公開･藤田五郎原作(題目｢女侠客｣)･青山剛脚本･斎藤武市監督･日活制作｡

姐御(1969)：映画作品情報・あらすじ・評価｜MOVIE WALKER PRESS 映画姐御(1969)(1969年8月9日公開の映画)の作品情報。あらすじ、上映スケジュール、評価・レビュー、関連ニュース。藤田五郎の原作を青山剛が脚色し、「博徒無情」の斎藤武市が監督した任侠もの。撮影は同作品でコンビを組ん…

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同じ原作を用いた映像化作品は昭和63年に黒木瞳主演で､平成15年に高島礼子主演で制作されており(双方共東映制作)此方の出来も中々ですが､当時20代半ばにして歌手ながらも｢日活の女侠を代表する一人｣として大活躍した扇ひろ子の貫禄と落ち着いた佇まいは後作品の二女優を上回っており､物語の出来や仕上がりも日活の路線変更後は東映を中心に活躍された職人･斎藤監督の腕が存分に生かされており一番と感じます(私感)｡余談ですが､昭和期から平成初期は若年期でも貫禄を十二分に出せる役者が男女共に多数存在していたのは制作側･観客及び視聴側双方にとって本当に恵まれていたと改めて思います｡

姐御(1988)：映画作品情報・あらすじ・評価｜MOVIE WALKER PRESS 映画姐御(1988)(1988年11月9日公開の映画)の作品情報。あらすじ、上映スケジュール、評価・レビュー、関連ニュース。極道の夫を殺された妻の復讐を描く。藤田五郎原作の小説『女侠客』の映画化で、脚本は「吉原炎上」の中島貞…

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姐御　ANEGO(2002)：映画作品情報・あらすじ・評価｜MOVIE WALKER PRESS 映画姐御　ANEGO(2002)(2003年1月11日公開の映画)の作品情報。あらすじ、上映スケジュール、評価・レビュー、関連ニュース。88年の女任侠アクション｢姐御｣を、高島礼子主演でリメイク。愛する夫を殺され、自らも極道の世界へ身を…

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一家総長･清水将夫傘下の組織の組長であった江原真二郎は自宅で就寝中に同じ一家に属する組長である内田良平の三下に襲撃されましたが､江原さんの女房である扇ひろ子の身体を張った行為により重傷を負いながらも一命を取留めます｡この件は大物組長の嵐寛寿郎の仲裁により和解となりましたが､清水さんの後釜の最有力であった江原さんに嫉妬して刃傷沙汰を起こしたとなれば｢子分が勝手に遣った事｣と言い逃れはしても後は無い…そこで内田さんは一家に盃を返し会社を設立しましたが中身は何も変わらぬばかりか堅気を前面に出し縄張を牛耳り､更には清水さんの実子で刑期満了後江原さんが跡目を譲った葉山良二を襲撃した際に江原さんを殺害してしまいます｡怨念を燃やす扇さんはアラカン等々が止めるのも聞かず､刺青で身体を汚した上で内田さんが営むトルコ風呂に単身で殴り込みますが､江原さんの只一人の五分の兄弟で流れ者の小林旭が現れこの場は収まります｡そして数年後､内田さんは躍進し葉山さんは衰退､扇さんは細々と小料理屋で生計を立てていましたが､元･若衆の岡崎二朗が交際相手のトルコ嬢を足抜きした事から再び内田さんと衝突する事となり…

過去も現在もこれからも｢堅気｣はヤクザにとっては隠れ蓑の意味からも非常に使い勝手が良い言葉なのだと理解が出来ます(但し人によっては｢堅気もヤクザも大きく変わりは無い｣｢昔気質の侠客道を貫いた極少数の者達に比べれば堅気の方が醜い事もある｣等々と仰られていますが)｡ここ20数年は暴力団を取り締る･弱体化させる等々を目的とした法律が次々と成立した関係で資金源を堅気の職に求め､過去から存在していたとは云え通称｢フロント企業｣は増える一方ですが｢こうやって変貌するのか?｣と解り易く教えてくれているかの様｡そこに｢夫婦愛･人間愛･精神面での同棲愛｣等々､様々な愛の形が描かれ､特に扇さんが岡崎さんを守ろうとする姿は｢愛する者を失う辛さはあたしだけでいい!｣と言わんばかりの思い遣りに溢れています｡現代は顔を合わせて裸の付き合いをする･言葉を交して人間関係を作り上げる等々の行為が日々希薄になっていますが､何度か当方の記事でも書いている通り｢過去の日本の映像作品群から古き良き時代の日本人間や義理人情･思い遣り等々を僅かでも汲み取ってくれれば少しは世の中が…｣と思っています｡

夫の敵は今や堅気!しかし怨念は消えず…日活｢姐御｣扇ひろ子/江原真二郎/小林旭･斎藤武市監督