aha の何が悪いのさ | Whoops!カズのお気楽れんらく帳

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ラ・ラ・ランド

2016年アメリカ
監督:デミアン・チャゼル
出演:エマ・ストーン

言いたい事も、やりたい事も、良く分かる。

MGMみたいな往年のミュージカルを、現代に甦らせてやろうってな試み、悪い訳がない。自分が愛してやまないジャンルを、困難覚悟で挑戦しようって姿勢、嫌いな訳がない。今時ミュージカル?そんな時代錯誤に果敢にチャレンジする奴を、俺は全力で肯定したい。主人公だって言ってたじゃないか、“ロマンチックの何が悪い”って。

だから、主役2人の歌とダンスがいまいちでも俺は気にしない。ミュージカル復活を謳いながら、全体的に半端なのも俺は大丈夫。ありきたりな「スター誕生」話の陳腐さも気にしない。「理由なき反抗」を引っ張り出してきて、展望台まで行って空飛んでみても、俺は全然恥ずかしくないぞ!

この映画、好きかどうかは別にして俺は全然いいと思う。だが、一つだけ言わせてもらうぞ。

“Take on me ”の何が悪いのさ!

だいたいこの監督、「セッション」の頃から主張が一貫している。要は
“ジャズって最高!他は死ね”
まあ監督は否定するだろうけど、その姿勢は映画全体から臭ってくる。別にジャズ愛を全力で主張するのは勝手だけど、他は放っておいてくれ。ahaは最高た!全米ビルボード2週連続1位だぞ!

だいたいそんなにジャズが好きならジャズ映画を作ればいいだろ。ある名言に“能書きは売れてから言え”ってのがある。これだけ成功すればもう十分。次は存分にジャズだけをやってちょうだい。今のままじゃウッディ・アレンにも及ばないぞ。

キャナルシティ20170304