名画座最後の日 | Whoops!カズのお気楽れんらく帳

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さて前述の「戦国群盗伝」は浅草名画座で観賞。日本で初めて映画館が出来た浅草の名画座は、映画館マニアなら一度は来たい聖地である。

浅草名画座も68年の歴史を持つ老舗中の老舗だ。未ソフト未放映のお宝映画を混ぜた3本立てが¥1200で見放題なんて素晴らしいじゃないか。

しかしながら、10月21日をもって浅草の名画座4館は全て閉館してしまいました。なんてこったい!

理由は建物の老朽化。維持費と収入が釣り合わず、補修は断念したそうな。確かに古かったもんな。俺が行った時は日曜って事もあり、半分以上は埋まってたけど、競馬の合間の休憩に来たおっさんだらけ。見事なまでなむさ苦しさ。まあそれでこそ名画座なんだが。

しかしこれは浅草だけの話ではないそうな。日本中の名画座は次々姿を消している。老朽化、経営難、シネコンの進出にデジタル化が拍車をかける。フィルムがいまに全てデジタルになったら、昔ながらの映写機なんかあるだけで負担になってしまう。

でも流れってのは止められないもんだからねえ。レコードやビデオもいまやデジタルに取って変わってるし、受け取る側の観客は受け入れるしかない。

残念に思っても、名画座に毎週通う訳にはいかない。銭湯はたまに行くといいもんだが、家の風呂の方が手軽で便利だもの。

でも大浴場が無くなるのはやっぱ寂しい。この先どうなるかは明らかだが、それまでは見守るしかないだろうな。