有頂天時代、トップハット | Whoops!カズのお気楽れんらく帳

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お正月はミュージカル!今年は大スター、フレッド・アステア2本立てでいってみよう。

どちらも戦前の作品で、名コンビと言われたジンジャー・ロジャースとの共演作。
物語は説明の必要がない。2人が出会って恋して歌って踊ってちょっとすれ違いながら最後はハッピーエンド。続けて見たら、どっちがどっちか分からなくなるほど同じである。

でもそんな細かい事は気にならないし必要もない。これは史上最高と言われた二人の妙技を鑑賞する映画だからだ。

洗練という言葉はまさにこの人の為にあると言っていい、アステアのダンスは華麗にしてダイナミック。地球上で重力が無い場所はアステアの周りだけと言われるのも頷ける。宙を舞うようなステップは優雅だが、並の筋力じゃないことはよく分かる。こんな細っこい老け顔の男のどこにそんなバネがあるんだろう?

くるくるよく回るロジャースの周りでタップを踏みながら、あのヒラヒラのスカートに全く触れない驚異のコンビネーションは神技に近い。こんな圧倒的パフォーマンスの前では、下手な小細工は必要ないのだ。楽しい以外にストレスの無い、往年のミュージカルって浮世を忘れるにはもってこい。こんな時代に特に必要と思うよ。