ポケット詩集〈2〉

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童話屋さんのポケット詩集、を読んで2は未読でした。どれを読んでもお気に入りの詩がみつかりそうですが、立花は1→3→2の順でおすすめします。


茨木のり子さんやまどみちおさんの詩なども素敵なんですが、今回は石垣りんさんの詩を抜粋します。


『儀式』

母親は
白い割烹着の紐をうしろで結び
板敷の台所におりて
流しの前に娘を連れてゆくがいい。

洗い桶に
木の香のする新しいまないたを渡し
鰹でも
鯛でも
鰈でも
よい。
丸ごと一匹の姿をのせ
よく研いだ庖丁をしっかり握りしめて
力を手もとに集め
頭をブスリと落とすことから
教えなければならない。
その骨の手応えを
血のぬめりを
成長した女に伝えるのが母の役目だ。

パッケージされた肉の片々を材料と呼び
料理は愛情です、
などとやさしく諭すまえに。
長い間
私たちがどうやって生きてきたか。
どうやってこれから生きてゆくか。



立花は、お魚さばけません。ので、少し胸が痛いです。

関係ないけど立花は~って一人称は、オードリーの春日みたいですね。でもいいんです。春日すきだから。