ずいぶん間があきましたが、2冊の町田康さん。

吹き出し笑いとゲラゲラ笑いが充満した一冊なので、画像がないのがとても残念です(アマゾンさぁん(´Д`))


これは町田康さんが撮影した写真をもとにストーリーをつけた(らしい)作品。
作者の独特な目線で撮られた写真がユニークで、素敵でした。


なにもかもが独特に思える町田康さんですが、彼のつくりだす日本語はとてもおもしろいです。

リズム感がなにかに似てるんだよなぁ、と思ったら、お経でした。
嫌に思われた方がいらっしゃったらごめんなさい。
けどお経のリズムって悪くないでしょう?部屋を移動しても耳をふさいでも、すっと入ってくるあの特殊な響き。
町田康さんはそんな言葉を作れる方だと思います。
内容もおもしろいし。
次はフォトブックか猫の本を読みたいです(o^v^o)



では。最後に本を横にして、立てて手を離してみたらパカっと開いたところから、おもしろいところを抜粋します。

長いです。がんばります。興味を持ってくださった方は、ぜひがんばって読んでくださいね。


(略)そういえばこのところマンネリ気味だ。
(略)
俺は、がば、と起きあがり、とりあえず着ていたシャーツとズボンを脱ぎ捨て、それから、シャーツを履いてズボンを頭から被り、家の中を歩き回ってみた。ところが、ただ歩きにくく不快なばかりで、ちっとも独創的な感じがしない。こんなことじゃだめだ。もっと、こう、思考的な、と考えていると、電話が鳴った。受話器をとりあげ、もしもし、と言おうとして、そんなものはマンネリだ、といって大していい知恵も浮かばない、とりあえず、「ヘロウ?」と低い声で言ってみると、「もう、ふざけないで下さいよ」と怒ったような女性の声。用件は言われなくても分かっている、昨日は、連載原稿の締め切り日であったのだ。
(略)
~P74 マンネリを打破しよう。真剣に生きていこう。より~