コインロッカー・ベイビーズ (上)/村上 龍



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コインロッカー・ベイビーズ (下)/村上 龍



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村上龍・著





rokujurokuさん、スルメさん、tsucchiniさん、ちょっと前に『限りなく透明に近いブルー』の記事を書いた際にコメントどもでした(≧▽≦)ゞ

実は村上龍にかなり苦手意識があったんだけど、『コインロッカーベイビーズ』を読んでみました。



まだ読んでない方にあらすじを説明すると、生後間もなくコインロッカーに捨てられた2人の小説たちのお話です。





村上龍の描く小説は、彼以外には絶対描けない小説だなぁ、と当たり前?なことを思いました。どんなに影響を受けても、マネしようとしても。

小説じゃなくたって、どんな人のどんな人生もその人にしか過ごせない特別なものなんだけど。

だけど、友達と話していても小説を読んでいても、ふと「これって○○に似てる」って思い出すことがあります。

村上龍はそれがなくて。(強いていえば金原ひとみを思い出したけど、やっぱり違う)

強烈な個性。鋭すぎる感性。

立花はこの、鋭すぎる感性に苦手意識を持ってるんだと気付きました。

すごく怖くなってしまうんですね。



コインロッカーに捨てられた二人の少年、キクとハシは、全力で戦い、怒り、嘆き、怯えて生きています。

たぶん強烈な安心感と(なにかから脅迫されているように)幸福を求めて足掻いているんだけど、読みながら強烈じゃなくていいから幸せになってよ(:_;)と苦しくなりました。



「(略)――必要とされてる人間なんてどこにもいないんだよ、全部の人間は不必要なんだ、それがあんまり寂しかったから僕は病気になったんだ」



作中のハシのセリフです。

誰もがきっと一度は感じていることなんだけど、意識しながら生きるのは寂しくて怖いですね。



とりあえずは、東京にダチュラが撒かれるのが失敗してればいいと願います。