2026年は、罹患2年目の鬱病とパニック障害について自分の経験をまとめていきたいと思います。不定期更新となりますが、ご自身はもちろん、身近な方が心を痛めている方に読んでいただきたい内容になっています。
※自身の経験のみをまとめていますので、これがすべての症状、経緯ではないことをご了承ください。
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私が鬱病と診断された原因のひとつは頑張り過ぎたこと
『他人事ではなくなった病①』で書いた「長年の無理」について書いてみようと思います。
性格上、誰かの役に立つことが自分にとっての生きる意味だと思って過ごしてきた私。こう思うようになったのは、小学生時代に巻き込まれた交通事故後。
生きているのが奇跡と言われるほどの重傷を負い、現在もその後遺症で通院をしていますが、この事故による後遺症で多くの人たちに迷惑をかけてきました。
そのせいか、いつしか「自分に出来ることは、どんなことがあってもやらなくては」という気持ちが芽生えました。
私に出来ないことを誰かがやってくれて来たので、その恩返し…と言ったらおこがましいかも知れませんが、誰かのために私が出来ることをやるために私は生かされたんだと信じて疑わなかったんです。
そう思って生きる間に、そうすることが私の中で当たり前になってきました。ところが、やはりそんな私にも誰かに尽くすことのキャパシティはあったんです(冷静に考えれば分かることですがこの時には分かっていなかったのでしょう)。
自分が無理をしていることにも気付かず、ただただ尽くしてきた私。中でも家族に関しては特に無理をしてきたようです。
無理をしてきたよう…というのは、自覚したのではなく、他者(友人だったり、医師)に言われて気付かされたので、言われてもまだ尚自覚していなかったというのが率直な気持ちです。
鬱病という病気をネットで調べると、「罹患しやすいタイプ」というものが書かれています。複数の記事を見ましたが、共通していることは、
・真面目な人
・頑張り屋
・ストレス解消法が確立されていない
・無理している自覚がない
・手抜きを許さない
など
記事によって他にも書かれていましたが、共通して書かれていることはこういうタイプの人。
自分では、真面目な人だとは思いませんが、他者からみると私は真面目な人だそうです。さらに頑張り屋とまではいきませんが、負けず嫌いなところがあるのは自覚しています。
ストレス解消法…私にとってのストレス解消は、歌うことだったのでこれはやっていた気がしますが、今、ポケカラの過去投稿を見てみると、元気な時に歌っていたものを投稿していただけで実際に辛かった時には歌うことすら出来なくなっていました。
無理している自覚がないという項目は、もうこれ、何も言えません。その通りなので。
最後の「手抜きを許さない」というのは、やはり何も言えません。ホントその通りなので。
私にとって鬱病に罹患したのは、総合的に考えて「頑張り過ぎたこと」
このひとことに尽きます。
今、何事にも手を抜かず頑張ってしまっている方がいらっしゃって、それを他者から教えてもらっていたのならばその言葉を素直に受け止め、「自分が頑張り過ぎている」ことにどうか気付いてください。自分では本当に気付けないことなので。
負の状況から離れる勇気を持つ
では、自分が頑張り過ぎている場合、どうすればいいのか。
これは、「負の状況から離れる勇気を持つ」ことです。
難しいことだということは分かっています。私自身、この状況から離れることに対して罪悪感がありましたから。
鬱病になってから、私は特定の人以外の人をすべて拒否してしまいました。特定の人とは罹患前とあまり変わらず心穏やかに過ごせるのに、それ以外の人と話す時には呼吸が乱れ、時には過呼吸に陥っていました。全身は冷たくなり震えてきます。そして謎の汗攻撃にもあいます。それは、電話でも文字だけのLINEでも同じ。LINEに関しては相手の名が表示されただけで震えて呼吸が乱れました。
これは文字から想像する以上に本人を苦しめる状況だと思ってください。
今は、かなり状態が落ち着いているので、こうして文字にすることが出来ますが、当時はこの過呼吸すら「自分が弱いから」とか「相手に対して失礼なことをしている自分が許せない」なんて思い悩んでいました。
人によって、症状が違うので一概に言えませんが、「人と逢うことが苦痛」だと感じた時には、その相手から離れる勇気を持ってほしいです。
仕事や学業をする上で、この状況が無理だという方もいらっしゃると思いますが、必要最小限の関わりにするだけでも気持ち的に違います。
私の場合、仕事が在宅なので家から出なければ、負の状況から離れることが出来ました。ただし、LINEなどの通信手段で特定の人以外から連絡があった時には逃れられなかったので、勇気を出して先方に「心身ともに辛いから連絡してもらっても返信が出来ない」と伝えました。それでも先方から定期的に「元気?」「体調はどう?」などLINEが来ていました。これがものすごく苦痛だったのですが、ある日、先方の家族が「それ、相手にとっては辛いことだからやめなさい」と言ってくれたそうで、それ以降は連絡もなくなりました。
このように、先方に自分の状況を伝えて離れようと思っても気付かれない場合もありますが、そんな時は自分の状態が少しでも回復してくるまでは通知をオフにするとか、場合によっては一時的にブロックをすることも決して悪いことではないと思います。とにかく自分の状況を回復に導くための勇気を持ってほしいです。
ちなみに、現在も特定の人以外とは関われない私は、バスや電車も乗れず、人が多い場所にも行けません。ゴミ捨てもご近所さんと時間が被った場合を考えると行けず、すべて夫にお任せしています。それでも特定の人達との日々は穏やかに過ごせているので、初めて診断された頃に比べたら元の私に近い状態まで回復していると思っています。
好きなことを好きなだけすることは治療だと割り切る
最後に、鬱病と診断された際に、医師から言われたことを書きます。
今まで頑張り過ぎていた自分を労わることも治療だと言われました。例えば、好きなことを好きなだけすることです。
眠いならば寝る。
食べたいならば食べる。
やりたくないことはやらない。
誰かを頼る。
何でも自分がやらなくてはいけないという気持ちを封印する。
自分を最優先にすることは、治療の一環だと言われ、少々驚きましたが鬱病などの精神疾患は、心身からの「あなた、いま、そうとう無理していますよ。ここで一度その無理をやめてください」というメッセージだそうです。
「自分を甘やかす」と思ってしまうと罪悪感が生まれますが、「治療の一環」だと思えば、治したいと思っている場合には罪悪感は生まれませんよね。どうか、罪悪感を持たず、まずは罹患前の自分に少しでも近づけるようにしてほしいです。
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