柑太の足(2) | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと


愛しい愛しい柑太(親◯カ)





3歳2か月の柑太は
膀胱結石摘出手術を受けた病院で
何故か股関節を脱臼してしまいました。




痛みがあるのか
歩くときはビッコを引いています。

階段を上れますが
脱臼している左足を使わずに
右足の力だけで上っていきます。



どうしたら良いか
何人かの獣医師に聞いてみました。

皆さん大腿骨頭切除手術が
一番良いと言います。

そのうち二人の獣医師が
そのままにしても
2年くらいすれば「偽関節」ができて
ほぼ不自由なく歩けるようになるだろう
と言います。

でも、その二人のうちの一人は
若いうちは偽関節で何とかなっても
年取ったときにまた痛みだすだろう、
と言います。


そう言われると悩みますもやもや


大腿骨頭切除手術って
本来は骨盤にはまっている
大腿骨の一番上の丸い部分を
切り落とす手術です。

人間だと人工関節を入れるけど
小型犬や猫は切りっぱなしになります。

上の図の向かって右側の脚の
赤い線のところで
大腿骨頭という
丸い部分を切り落とします。


大腿骨頭のない足は
筋肉だけで
体にくっついていることになります。


骨を切るので
しばらくはかなり痛いらしいピリピリ



ある獣医師からは
切らないと、ずっとジワジワ痛くて
シニアになるとまた強く痛み出す。

切ると、直後はかなり痛いけど
そのあと痛みから解放されるよ!
と言われました。



いやぁ、悩みますキョロキョロ



みなみのことでもずいぶん悩んだけど
あのときは生命の期限が短かったから
今回とは悩み方が違いました


今回はじっくり考える時間がある分
みなみのときとは悩み方が違います。


我が子の治療のことで悩む
飼い主さんの気持ちを
我が身で実感しています。



柑太にとって何が最善なのか、
もう少しだけ
悩んでみようと思います。







今日も皆さまが穏やかに
優しく微笑んでいられますようにハート