老犬介護の悲喜こもごも | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

シニアもふもふは

独特の愛らしさがあります。


パピーが可愛い、

というのとは全く違う

何とも言えない愛おしさです。


17歳4か月頃のころん
(今はお空組5年生)

ころんだけでなく
よそのシニア犬も
何とも愛らしい。


この愛おしいシニア犬と暮らすのは
大切な日々を紡いでいく
癒やしの時間になります。


でも、お世話はやっぱり大変。

ころんも、
お留守番のときは
ケージに入れていましたが

お留守番中に
おむつの尻尾穴からウンチが漏れて、
そのウンチを踏んづけて、
滑って転んて転がりまわって
ころんの体もケージの中もウンチだらけ、
なんてことも珍しくなかったです。

そんなときは
最初にころんを洗って乾かして、
次にケージを洗って乾かして、
それから猫たちの世話をして、
最後に人間の食事の支度をしてました。
猫たちも分かるみたいで、黙って待ってました


老犬介護をしている
何人かの話を聞いても

夜鳴きの度に夜散歩して
慢性寝不足でフラフラになっていたり、

ほぼ寝たきりになっていると
床ずれ防止のために
何度も寝返り打たせたり、

食事の好みや飲み込みの変化に合わせて
食べ物を工夫したり、

一回に少しずつしか食べられないから
一日に何度もつきっきりで
ごはんを食べさせたり、

様々な苦労をしているようです。

老犬介護のために
休職、転職、退職する人もいます。



最近よく聞くのが
犬が年取ることは予想していたけど
自分が年取ることを予想してなかった、
という声です。

犬が17歳になるということは
自分も17歳年を取るということです。

パピーを迎えた頃は
体力があった飼い主も
我が子がシニアになる頃には
体力も筋力も落ちてきます。


夜鳴きによる睡眠不足が
想像以上に辛い。

中大型犬を支えたり、
抱き上げて移動させているうちに
飼い主が腰や手首を痛めてしまった。

という声は多いです。


でも皆さん精一杯頑張っています。

愛しい我が子のためだからハート



何とも愛おしい





今日も皆さまが穏やかな
ほっこりした気持ちで過ごせるよう
祈っていますハート