答えられない質問(;^_^A | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

我が子(動物さん)の状態について

東洋医学的にはどう考えられますか?

という質問をいただくことがあります。



たまには獣医さんから

ご質問をいただくこともあります。



○○の症状があるんだけど

これは東洋医学でいう

◎◎という状態(証)ですか?


とか



西洋医学的に☆☆の症状があるんだけど

漢方薬を使うなら何が良いですか?



などというようなご質問をいただきます。



こういうときのほとんどは、

せっかくご質問いただいても

何も答えられないんです。



何故か?



情報が少なすぎるんです。



西洋医学では

熱や痛みがあれば解熱鎮痛剤、

感染が疑われれば抗生物質、

なとというように

ほとんどの場合

この症状ならこの薬と決まっています。



ところが

東洋医学では

西洋医学とは診断基準が異なります。



例えば、腎の調子が悪い場合、

東洋医学的には

腎氣虚、腎陽虚、腎陰虚などに分けられ

それぞれで使う経穴や漢方薬は異なります。


別な子に

腎の不調とはまったく異なる症状があり

それが東洋医学的に

肺陰虚であったときします。



その場合、

西洋医学的な症状が異なる

腎の不調でも呼吸器の不調でも

東洋医学的には同じ陰虚ということで

共通した治療をする可能性もあります。




そんな風に

西洋医学的と東洋医学的では

診断基準は異なるため


西洋医学的症状だけをもとに

どの漢方薬が良いか訊かれても

私にも答えが分からないのです。




しかも、東洋医学は

明らかに現れている症状を

治療するだけではありません。



その症状が出る誘因になっている

心身のバランスの崩れを見極め、

そのバランスを整えることで

明らかな症状が消えていくように導きます。



心身のバランスの崩れを見極めるために

できれば


年齢、性別

それ以外の症状

これまでの病歴

病気という程ではないけど気になる事

小さい頃からの生育環境

性格(これ結構大事!)

他の動物や他人に対する態度

同居動物の有無

暑がりか寒がりかどちらでもないか

身体の熱いところ冷たいところ


などの情報を知りたいのです。


さらには

できれば、直接会って

触ったときの感覚などを知りたい。




でも、

それらの情報を知りたいとお伝えすると

「教える気がないのか!」とか

「意地悪してる」

なとど言われてしまうこともありますショボーン



決して意地悪してるつもりはないのです。



必要な情報がほとんどないのに

闇雲に漢方薬をお勧めすると

かえって健康を害してしまいます。


そんな無責任なことはできません。



東洋医学とはそういうものだと

ご理解いただけると幸いです。






なお、SNS等を使っての

個別の健康アドバイスは

行っておりませんので

ご理解くださいませ🙇


どうしても、の方は

ピリカで有料のオンライン診療を行っています。




今日も、皆さまが穏やかな

ほっこりした気持ちで過ごせるよう

祈っていますハート






古新聞を袋に詰めていると
お約束のように邪魔するひかり

「あたちのおちごとは
 おかあちゃんをやすませること」ってか?