みなみが発症した血栓栓塞症というのは、基礎疾患として心筋症を持っている猫におこることがある病気です。
心臓がうまく働かないために血流に乱れが生じ、そのために血液の中に小さな塊(血栓)ができてしまい、その血栓が血管に詰まる病気です。
ある日突然、血栓栓塞症を発症し、後で調べてみたら心筋症が見つかるケースがほとんどです。
血栓栓塞症は死亡率70%とも言われる、とても予後の悪い病気です。
一命を取り留めても、麻痺が残るケースが多いです。
血流が止まったために足の組織が壊死し、断脚しなければならない例もあります。
みなみは両後肢ともとても冷たいです。
完全に麻痺していて、痛覚も全くありません。
肉球も紫色になっています。
今は入院して血栓溶解剤の投与などを受けています。
月曜日の夕方発症して入院しました。
火曜日からしちふくが一日二回病院に行って鍼灸治療しています。
鍼に電気コードをつなぎ、低周波電気治療をしています。
痛覚が全くないので、電流の強さを最大にしています。
電気を通すと左足はピクピク動くのですが、右足は反応が悪いです。
まだまだ予断を許さない状況です。