ヘルニア手術後のふらつきが改善したチョコ君 | しちふくのひとやすみ

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チョコ君は9歳のミニチュアダックスフンドの男の子ですチョコ

2014年1月に椎間板ヘルニアになり、すぐに手術を受けました病院

手術の後は大きな後遺症もなく、元気に過ごしていました。

しかし、約1年後の2014年12月に後肢がふらつくようになりました。

手術を受けた病院に来ましたが「しばらく様子を見ましょう」と言われただけで、処置も内服薬の処方もありませんでした。

そこで、飼い主さんがネットで しちふく動物治療院 を調べて来てくれました。

初診時のチョコ君は後肢で体重を支えることができませんでした。

前肢だけで体重を支えて歩くため、歩くときは全身をよじってふらふら歩いていました。

問診、触診、脈診、舌診などを行った結果、「腎気虚」と「背腰部の気血うっ滞」と診断しました。

治療は、まず気功マッサージで邪気を払いながら筋肉をほぐしました。

次に、鍼を刺し、その鍼に電極をつないで低周波パルスを流して神経や筋肉を刺激しました。

最後にツボに薬液を注入する水鍼治療をしました。

漢方薬もお出しし、飲ませてもらいました。

写真は低周波パルス治療中のチョコ君です。


約1週間後に2回目の治療に来ました。

実は、初診時にふらつきの様子を動画で記録しなかったので、2回目の治療前にふらつきの様子を記録しようとしました。

そしたら、まだ1回しか治療していないのに、ふらつきが改善し、尻尾もよく振り、後肢だけで立ち上がるようにして飼い主さんに甘えるほどになっていました。

本当はふらつきがある様子を録画して、何回か治療した後で改善した様子を録画し、改善の具合を判定しようと思ったのですが、1回の治療でかなり改善してしまいました
にこちゃん

1回治療して1週間後のチョコ君の歩く様子はこんな感じです。



想像以上の改善具合で、今後が楽しみなチョコ君ですラブラブ