清水――サポーターに“勝つ喜び”を!

J1リーグ 2ndステージ・14節
清水エスパルス-ベガルタ仙台
10月17日(土)/14:00/IAIスタジアム日本平

清水エスパルス
2ndステージ成績(13節終了時):18位 勝点8 1勝5分7敗 11得点・26失点
年間成績(30試合終了時):18位 勝点21 4勝9分17敗 33得点・58失点

【最新チーム事情】
●今節にもJ2降格が決まりかねない大一番に挑む。
●10日に練習試合を行ない、鄭が不在の形をテスト。
●C・ヨンアピンが復帰。左SBでの先発起用が濃厚に。

【担当記者の視点】
 残留圏内に位置する15位・新潟とは勝点9差。今節終了時の降格を自力で回避するには、もはや勝利しか道は残されていない。そんな仙台との大一番は、「火曜日の時点で1万7000枚のチケットが売れている」(左伴社長)という超満員のなか行なわれる。

 勝つしかない清水にとって、まず欲しいのが先制点。ゆえに序盤から攻撃的に仕掛けていくだろう。鄭を出場停止で欠くなか、それを想定して臨んだ10日のHonda FCとの練習試合では、「今までと少し違う良い形でチャンスを作れた」(白崎)と、攻撃の流動性に手応えを得ている。

 とはいえ、仙台はまず守備を固め、後半の勝負どころで一気に仕掛けるのが得意の形。そんなカウンターへの注意を怠らず、落ち着いてゲームを運ぶ必要もある。

 田坂監督は「まずはサポーターに“勝つ喜び”を与えたい」とし、「緊張するのは当然だが、選手をできるだけリラックスさせたい」と述べた。大観衆が見守るホームで、就任以来の初勝利を挙げられるか。それが叶わなければ、J1の灯は消えてしまうだろう。

ベガルタ仙台
2ndステージ成績(13節終了時):17位 勝点9 2勝3分8敗 15得点・23失点
年間成績(30試合終了時):12位 勝点32 8勝8分14敗 42得点・43失点

【最新チーム事情】
●控え主体で戦った天皇杯3回戦はPK戦で大宮に勝利。
●渡邉監督「大宮戦と清水戦は総力戦」。ターンオーバーで今節に臨む。
●大宮戦で98分間出場したウイルソンはベンチスタートが濃厚。

【担当記者の視点】
 前節・横浜戦で成す術なく敗戦(●1-3)。再び降格圏がすぐそこに迫る厳しい状況となった。そんななかで今節は、残留へ向けて崖っぷちの清水と戦う。特に守備が不安定な相手だけに、なんとしても勝点3を持ち帰りたいところだ。

 ただ、リーグ戦の前回対戦(第1ステージ・4節)で苦しめられた大前をはじめ、P・ウタカらが並ぶ前線は決して侮れないだけに、守備の要でもある鎌田が累積警告で出場停止となる穴をどう埋めるかが鍵だろう。

 CBやボランチだけでなく、サイドハーフもきっちりと戻る規律のある守備組織を90分通してやり遂げられるか。その先に勝利の二文字があるはずだ。