
前節は「前半と後半が明らかに違ったサッカーになった」と田坂和昭監督が試合後に語ったように、エスパルスの前半は本来の出来ではなかった。シュート数もエスパルスが3本に対して鳥栖が6本。どちらかと言えば、鳥栖のカウンターにあわやの場面も作られて、ゲームを支配されていたかもしれない。しかし、後半は開始から違った。ハーフタイムにサイドを使うことを意識させた田坂監督。その指示に選手たちピッチ上で見事なまでの修正を見せて、終わってみれば後半だけでシュート14本を放つという猛攻を仕掛けた。1点でも得点を奪えていたら試合は別のものになっていただろう。残念な試合だったが、無失点に抑えた守備だけはなく、攻撃の形が見えた次につながるドローだった。
1stステージチャンピオンの浦和は、前節柏を相手に圧倒した試合だった。24分に、武藤雄樹とワンツーで抜け出した興梠慎三のシュートはGK菅野孝憲のファインセーブにあう。またその1分後にもゴール中央エリア内からのシュートも菅野に阻まれる。後半も試合を支配する浦和だが、63分にも阿部勇樹のスルーパスに抜け出した柏木陽介のシュートも菅野がゴールを割らせなかった。流れを変えたい浦和は、84分に、高木俊幸を投入。高木はその4分後の88分、ゴール左から右足で巻くようなシュートを決めて待望の先制ゴールが決まった。高木は浦和で初得点。エスパルスでもよく見せていた形でのゴールだった。試合はそのまま終了。1-0というスコアながら、浦和はスコア以上に支配した試合だった。
エスパルスと浦和の前回対戦は、1stステージの第15節。浦和はこの試合まで無敗のまま1stステージ優勝の可能性があった試合だった。しかし、試合は互角、いやエスパルスの方にチャンスが多かったかもしれない。エスパルスは中盤でボールを何度も奪いカウンターを仕掛ける。11分には、水谷拓磨が竹内涼の横パスを受けてミドルシュート。これは相手ディフェンスのブロックにあい、ゴールをわずかに外れる。15分には福村貴幸のカットから左サイドのミッチェル デュークが強引にシュートを放つも、これはGK西川周作のファインセーブ。だが、後半に入ると52分、エスパルスがエリア付近でクリアが小さくなったところに、浦和は一気に人数を割いてくる。興梠がシュートフェイントで一人外し、左足でシュート。このちょっとした隙を突かれゴールを許してしまった。結局このゴールが決勝点となりエスパルスの敗戦。
ただ、実際のところ、内容では決して負けていなかった。それは、今のエスパルスの状況と同じこと。あの「シュートが決まっていれば」と「たられば」論になるが、勝利は紙一重のところだった。前節鳥栖戦にしてもそうだ。GK林彰洋のスーパーセーブがなければ大量得点を奪えていたかもしれない。この状況を田坂監督は、個人の精度の部分を上げなければいけないことを前提としながらも、
「(シュートを打つ選手の)プレッシャーを回避する」
という練習で乗り切ろうとしている。つまり、ギリギリの場面でのシュートではなく、相手を崩して余裕を持ってシュートを打てるように。より得点の確率を高くするということが大事になりそうだ。守備に関しては、前節無失点に抑えたように安定感は日に日に上がってきている。よって、今節の注目は、まずはゴールを決めること。勝つためには当然必要なことだ。
「浦和は完成されたチーム。だが、100%ではない」(田坂監督)
エスパルスとしては、どうしても勝利をしなければいけない試合。前節は引き分けで勝ち点1を積み上げることしか出来なかったが、同じく残留を争うチームも軒並み勝ち点を稼げなかった。エスパルスには、まだ運がある。エコパスタジアムで行われる今節は、この機に乗じ、自らで勝って降格圏外までの勝ち点を縮めていこう!
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支配してただの、内容は良かったとか今はどうでもいいの👊🏼
必要なのは「勝ち点3」という結果だけ‼️
うだうだ言わずに結果を👍🏼