なんとも不可思議な試合展開だった。
清水の選手交代は、すべて怪我人の穴埋めによるもの。18分に早くも平岡が左足首を痛めると、63分に長沢、75分に三浦がそれぞれ負傷でピッチを後にする。ただでさえ故障による離脱者が多く、厳しい台所事情のなか臨んだ試合でこれだけアクシデントが重なれば、本気で「お祓いの必要があるかもしれない」(大榎監督)。
指揮官は「前半のアクシデントでゲームプランが崩れた」と説明する。確かに経験豊富な守備者の離脱でチームは浮き足立ち、その悪い流れのなかで先制点を食らった。交代出場の福村は本来、左SBが主戦場で、明らかにやりにくそうにプレーしていた。連係不足からか、ラインコントロールも上手くいっていなかった。
だが、特に響いたのは長沢の交代だと感じる。
背番号9はこの日、何度もフィニッシュワークに失敗するなど決して本調子ではなく、ある選手の話によると「(長沢)駿くんは試合前から"身体が重い"と漏らしていた」ようだ。それでも大前、P・ウタカとの好連係は健在で、そこから多くのチャンスが生まれていた。
長身FWの献身について、河井は次のように説明する。
「たとえ勝てなくても空中戦など前線で身体を張ってくれるし、存在感は大きい。(中盤としては)セカンドボールも拾いやすくなるし、いるといないのとでは全然違います」
大前がひとつ下がった位置でゲームを作り、P・ウタカは前線で個のスキルを発揮する。その陰で長沢は潰れ役を担いつつ、次のポジションを取る。この役割分担があったからこそ、それぞれの特長が活きていた。
つまりはバイタルエリアでの崩しはこの3人の呼吸が鍵を握っており、言い返せば、彼らがひとりでも欠けてしまうと流動性は消え失せる。事実、長沢が退いた後の清水の攻撃はすべてが単発で、前半から漂っていた得点の匂いはまるで霧散してしまっていた。
清水の選手交代は、すべて怪我人の穴埋めによるもの。18分に早くも平岡が左足首を痛めると、63分に長沢、75分に三浦がそれぞれ負傷でピッチを後にする。ただでさえ故障による離脱者が多く、厳しい台所事情のなか臨んだ試合でこれだけアクシデントが重なれば、本気で「お祓いの必要があるかもしれない」(大榎監督)。
指揮官は「前半のアクシデントでゲームプランが崩れた」と説明する。確かに経験豊富な守備者の離脱でチームは浮き足立ち、その悪い流れのなかで先制点を食らった。交代出場の福村は本来、左SBが主戦場で、明らかにやりにくそうにプレーしていた。連係不足からか、ラインコントロールも上手くいっていなかった。
だが、特に響いたのは長沢の交代だと感じる。
背番号9はこの日、何度もフィニッシュワークに失敗するなど決して本調子ではなく、ある選手の話によると「(長沢)駿くんは試合前から"身体が重い"と漏らしていた」ようだ。それでも大前、P・ウタカとの好連係は健在で、そこから多くのチャンスが生まれていた。
長身FWの献身について、河井は次のように説明する。
「たとえ勝てなくても空中戦など前線で身体を張ってくれるし、存在感は大きい。(中盤としては)セカンドボールも拾いやすくなるし、いるといないのとでは全然違います」
大前がひとつ下がった位置でゲームを作り、P・ウタカは前線で個のスキルを発揮する。その陰で長沢は潰れ役を担いつつ、次のポジションを取る。この役割分担があったからこそ、それぞれの特長が活きていた。
つまりはバイタルエリアでの崩しはこの3人の呼吸が鍵を握っており、言い返せば、彼らがひとりでも欠けてしまうと流動性は消え失せる。事実、長沢が退いた後の清水の攻撃はすべてが単発で、前半から漂っていた得点の匂いはまるで霧散してしまっていた。
あくまで結果論になる。それを承知で指摘したいのが、なぜ長沢を代えるタイミングで北川を起用できなかったのか、だ。
枝村の投入については「相手の中盤を抑え込むため」(大榎監督)という守備的な狙いがあったようだ。同時に、「神戸戦で機能した大前とP・ウタカの2トップに移行」(大榎監督)し、少ないチャンスで一発を狙う意図もあったようだ。
だが、指揮官の思惑は外れた。前述のとおり、攻撃の大半を担った3人の関係性は失われ、2トップが孤立。前線と中盤の距離が開き、手詰まりになった挙げ句にロングボールを放り込み始める。これでは中澤、ファビオを並べる横浜の守備陣を崩せるはずもなく、間延びした陣形のせいでセカンドボールも拾えない。完全な悪循環に陥ったのだ。
もし、北川を長沢同様に前線の基準点にできれば、大前はチャンスメイクに回れたはずだ。さらに言えば、北川はパワープレーのターゲットとしても大前よりは計算が立ち、ここ最近ベンチ入りを続けていたルーキーが追い込まれた状況で流れを変えれば、今後を見据えてもチームのムードは一気に明るくなったはずだ。
枝村の投入については「相手の中盤を抑え込むため」(大榎監督)という守備的な狙いがあったようだ。同時に、「神戸戦で機能した大前とP・ウタカの2トップに移行」(大榎監督)し、少ないチャンスで一発を狙う意図もあったようだ。
だが、指揮官の思惑は外れた。前述のとおり、攻撃の大半を担った3人の関係性は失われ、2トップが孤立。前線と中盤の距離が開き、手詰まりになった挙げ句にロングボールを放り込み始める。これでは中澤、ファビオを並べる横浜の守備陣を崩せるはずもなく、間延びした陣形のせいでセカンドボールも拾えない。完全な悪循環に陥ったのだ。
もし、北川を長沢同様に前線の基準点にできれば、大前はチャンスメイクに回れたはずだ。さらに言えば、北川はパワープレーのターゲットとしても大前よりは計算が立ち、ここ最近ベンチ入りを続けていたルーキーが追い込まれた状況で流れを変えれば、今後を見据えてもチームのムードは一気に明るくなったはずだ。
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河井くん100試合達成試合を何とか勝利で飾りたかったけど、なかなか乗って行けないエスパがもどかしい…。
試合後の河井くんが切なかった😔

