三保松原(静岡市)が、イコモスの「除外」勧告を覆し、世界遺産委員会の決議で「富士山」の構成資産として世界文化遺産に登録された。審議で、各国から勧告に相反し、三保松原の文化的価値を認める発言が相次いだ背景には、文化庁の近藤誠一長官らの粘り強い働きかけがあった。

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 世界文化遺産は、推薦案件をユネスコの諮問機関で専門家集団のイコモスが審査して勧告を出し、それを参考に21カ国からなる世界遺産委が登録の可否を決定する。その際、登録の基準となるのが、世界遺産条約で規定されている「顕著で普遍的な価値」の有無だ。

 しかし、文化庁によると、「顕著で普遍的な価値」という基準が欧米の価値観に基づくもので、近年、途上国を中心に「多様な価値観を反映していない」とする批判が相次いでいる。イコモスの専門家に欧米出身者が多いためだ。

 三保松原についても、イコモスは「45キロ離れ、山との一体感に欠ける」という理由で構成資産からの除外を勧告していた。近藤長官は除外勧告を受け、「目に見えないつながりを重視し、離れていても不可分の一体と捉える日本人との価値観の違いが表れた。価値観の違いはどんどん主張しなければならない」と強調。勧告直後から関係者に電話やメールを駆使して巻き返しを図っていた。

 22日の世界遺産委では、各国から三保松原との一体登録を支持する声が相次いだ。セネガルは「芸術家がインスピレーションを得る重要な場所」と発言。マレーシアも「砂浜と松林も富士山の一部であり、無形の文化的な価値を持つ。富士山との距離は関係ない」と主張、流れは決定的となった。日本的価値観をあきらめずに主張したことが功を奏した鮮やかな“逆転劇”だった。(篠原那美)

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三保は多分無理だろうなぁって思っていたけど、こんな背景があったんだ😊

各国が認めてくれた三保からの富士山を見に行きたくなっちゃうね(*^^*)





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