5年前の今頃、中1だった娘はだんだん学校に行けなくなった。
高校に入学後は休むこともあったけど、高1の秋には完全に脱不登校!とも思えたけど無理して無理して頑張っていただけで高2の最後にはもうエネルギー切れになった。
高3から通信制に転学し、ここにきてようやく私もいろんなことを手放すことができたような気がする。
毎日通いたいとそれに合った通信制高校を娘が選んだけどだんだん行かなくなり、でも卒業に向け必要なことは取り組める娘を見て、娘に任せようと。
私の常識に当てはめて娘を見ないように。
もちろんそんなことはしている気はなかったけど、これが全然できていなかった。
娘が不登校になり自分のやってきたことで反省することがたくさんあった。これを言わないほうが良かったな。と思うだけで、自分のその時の気持ちに向き合って考えたりしなかった。
ここに来て自分のことをしっかり受け止められたし、だからといって自分を責めるのではなくて、あの時の私は本当に娘が不登校になってどうしていいのか分からなかったし、でも全力で娘を守りたいって真剣に思っていた。ただ、その時の私は早く学校に戻れるようにすることが娘の為だと思い込んでいた。
自分がやってきたことに後悔はしない。その時があったから娘がいろんなことを気づかせてくれて、今の私とその傍には元気な娘が存在する。
自分が変われたと思うからこそ過去の自分を記録として綴っておきたい。
過去の私は何でもきっちりさせたいと思っていた。その時はそんな自分に気づいてなかったけど。
塾には行くべき、テーマパークの年パスを買って新しいラケットも買ってあげたのだから苦手な朝もしっかり起きて朝練も毎日ちゃんと行くべき。徒歩15分の中学校へは親を頼らず毎日歩いて行くべき。こんな感じ...
学校で人間関係にしんどいと感じていた娘に気づけず、家では私の常識を押しつけ、心が休まる場所なんてなかったよね。
こうして娘は学校に行くためのエネルギーをどんどん失っていき少しずつ休み始めていった。