こんにちは!
70歳以上お独り暮らしの女性を

「見守り契約」でサポートする
司法書士村瀬なおひとです。

 

 

帰られた後

どっと疲れた

 

 

私は、相続手続きや

遺言書作成をメインにしています

 

そういった仕事のご相談って

長時間お話を聴くということは少ないし

相談者を前向きにする必要もありません

 

 

だから、心理的なストレスは少ない

 

 

 

 

ただ、10年くらい前は

来る日も来る日も心理的なストレスが

かかっていました

 

 

当時は、多重債務の仕事

つまり、借金整理の仕事が多く

毎日、サラ金と交渉したり

違法なヤミ金とも電話をしていました。

 

まあ、サラ金もヤミ金も

何回も話せば慣れます

パターンも分かる

 

 

だけれども

借主の悩みはそれぞれ

人によって全く違います

 

 

 

だから、その人のお悩みに応じた

話の聴き方、寄り添い方をする

 

・・・とはいうものの

人と人なんで相性はあるし

 

良かれと思ったことが裏目に出て

怒られること心を閉ざされることもある

 

 

 

 

また、相談者の方との

距離感も重要で

 

 

適当な言い方できないけど

あまり感情移入しすぎると

こちらの心がもっていかれる

 

 

自分の経験したことのない

重い重いご相談もあります

 

今となっては

覚えていないけれど

重い相談を受け続けて

 

 

いつのまにか

心をもっていかれない

対処法を身につけました

 

 

 

本当の自分の前に

自分じゃない自分を立たせる

 

その自分じゃない自分に

話を聴かせて話させて

本当の自分を守らせる

 

 

そんな対処法を身に着けました

 

 

?????

 

 

分かりにくいですよね

でも、こんな風にしか説明できないな

 

 

 

 

 

自分じゃない自分のおかげで

1日3件、各2時間ぐらいの相談を

ガツガツこなしていましたね~

 

 

とはいえこの対処法は

心をもっていかれないだけで

疲れることは変わりない

 

 

結婚したとき

 

 

「ハイハイって話聞いてるだけで

どうして疲れるの?」

 

 

と嫁に言われて

殺意を抱きましたね

 

 

私が嫁にするように聞き流して

「聞いて」いれば疲れない

 

けれど、「聴いて」あげると

とても疲れる

 

 

だから

嫁の話は「聴か」ずに

「聞いて」います。

 

ちょっとした私の復讐ですてへぺろ

 

 

 

 

また

 

「尚仁(なおひと)みたいに

いい加減だったらよかったのに」

 

 

遠い親戚で

心を壊した人がいて

それを聞いた実母の言葉

 

 

おいおい待たんかい

誰がいい加減やねん!

 

 

話を聞くところでは

その人は「ソーシャルワーカー」で

日々困っている人の話を聞いて

親身になりすぎて心を壊したらしい

 

社会の役に

困った人の役に立ちたいという

とても真面目な人だったらしい

 

 

 

 

真面目な人は

いつも全力投球で

手を抜かない

 

そして

 

「生身の自分」をさらしすぎる

 

 

 

自分が

真面目で全力

手を抜かなくても

 

なにぶん相手のあること

 

相手が自分と同じように

接してくれるわけじゃない

 

 

だから

 

いい加減なところ

 

ある程度いい加減なところがないと

心を壊してしまいます

 

 

だから、まあ実母の言葉には

少しイラッとするけど

的を射ているね爆  笑

 

 

 

 

私も人の役に

社会の役に立ちたい思いはあるけど

いい加減なとこあるし

 

「生身の自分」は出さず

与えられた役割を演じています

 

 

何か辛いことがあったり

酷いことを言われても

それは「演じている自分」が

体験し、言われていること

 

だから

生身の自分には関係のない

 

 

 

人に接することが多い職業

話を聴く職業の人は

 

 

役割を演じる

演じている自分と

生身の自分を分ける

 

 

そんな風にできたら

自分の心を守れると思います

 

それではまた!