初めての方もそうでない方も、こんにちは、千歳です。
今回も、silentの感想話していきます。
今回は、主に想君と奈々ちゃんの話でしたね。
耳がだんだん聞こえなくなり、補聴器を使っても音を聞くのが困難になってきた想君。
さらに周りからも、補聴器をイヤホンと間違えられて注意されたり、聞こえていないのに無視しているような言われ方をされ、どんどん孤立していました。
補聴器をイヤホンと間違えられるって、よくあるみたいですね…
特に、よく見る肌色のいかにも補聴器って感じのものではなく、想君の使っていた、一見するとイヤホンに見えなくもない補聴器だと間違われることがあるみたいです。
数年前に、あるツイートで、その人の妹は難聴だったが、あるジャニーズグループが好きで、奇跡的にライブのチケットが当たったので行ったみたいなんです。
しかし、周りから補聴器をイヤホンと間違われ、「ライブの時はイヤホンとれよ」など、聴こえるように言われてしまったらしく、どうしても彼らの曲が聴きたかったから途中までは我慢していたが、無理になって補聴器を外してしまい、その後は何も聞こえない状態でライブを見ていたそうです…
なんか…イヤホンとれよとか、わざわざいう必要ある?と思っちゃいました(^_^;)
確かにジャニーズのライブってチケットの入手が難しいので(私もSnowManのライブや歌舞伎のチケット今の所全滅してますし)、やっとの思いで手に入れた人間からしてみたら
奇跡的な確率で手に入れたのに何イヤホンしてんだよ💢ツレできたからこのグループに興味ないってわけ?
みたいに思ってしまったのかもしれませんが、人それぞれ事情はありますし、普通に考えてライブで本当にイヤホンしてる人っているの?って思っちゃいます。
あと、私の思っている補聴器は、肌色ってイメージだったので、イヤホンと間違える?って思ってましたが、今回のsilentで、補聴器に見えないスタイリッシュ?な補聴器もあると知り、確かにこれだとワイヤレスイヤホンに見えなくもないかな〜と思ってしまいました。
だからと言って、心無い言葉をかけられても仕方ないということではないです。
そんなふうに心無い言葉をかけられすぎて、想君はこの頃、「すいません」が口癖のようになっていたようです。
ただ話を聞いてほしいだけなのに、そういう機関に行って話をしても、「こういうものがありますよ」と紹介してくるだけで、誰も自分の話を聞いてくれる人はいなかったらしい…
まあ、それが仕事だから仕方ないんですけどね(⌒-⌒; )
そんな時、難聴者の就職セミナーで奈々ちゃんと出会ったようです。
奈々ちゃんは、静かに、想君の話を聞いてくれました。
想君にとっては、奈々ちゃんが辛い日々から救ってくれた存在だったんですね…
しかし、そこからの日々が全て順調だったわけではありませんでした…
奈々ちゃんが想君のために、聾者の友達を呼んで仲良くなってもらおうと思いましたが想君はこれを拒否。
想君からしたら、聾者の人と仲良くしたら、自分が聞こえなくなったことを認めてしまうことになる…想君にとってはそれが嫌だったんだと思います。
聴者の友達と縁を切ってしまいましたが、だからと言って聾者の人と仲良くする気はなかったのでしょう…
元から聞こえなかった存在と、途中から聞こえなくなった存在…同じ聴覚障害者でも、経緯が違うと物の感じ方も違うのでしょう…
そんなこんなで、想君は奈々ちゃん以外の聾者とは仲良くしませんでした。
そんな風に始まった2人の関係ですが、奈々ちゃんにとっては幸せな時間で、想君にとっては穏やかな時間だったのでしょう…想君が、紬ちゃんと再会するまでは…
その後、紬ちゃんと行動を共にすることが多くなった想君
そんな様子を奈々ちゃんに見られてしまいます。
自分達は付き合っている訳ではない…しかし、奈々ちゃんは少なからず想君に好意を持っており、更に紬ちゃんと湊斗君が別れたことを知りません。
好きな人が、彼氏のいる人と距離を縮めている…いろんな意味で複雑な気持ちだったのではないでしょうか?
それは紬ちゃんも一緒で、お好み焼きを一緒に食べていた時に、奈々ちゃんから電話がかかってきて、その時に奈々ちゃんの事を
「ドジなところがあって、リュックの口がいつも開いてる」
と言っています。
湊斗君、言っていましたよね。
「好きな人を話すときには、その人の好きなところを話す。嫌いな人を話すときには、その人の嫌いなところ。知り合い程度の人は、その人との関係性を話す。」
…ドジなところ…とは、はたして想君にとって奈々ちゃんの好きなところなのか、呆れているところなのか…こんな事を笑いながらいうもんだから、紬ちゃんもつい、本当に友達?と疑ってしまっています。
その後、紬ちゃんは想君に、いつも一緒にいる友達、どんな人?と聞くと、
大事な人
と言いました。
だからちゃんと向き合わないと
と言うのは、大事な人だからこそ、紬ちゃんとの今後のことを考え、関係性をハッキリさせておかないといけない、そうしないと相手に失礼だと思ったのではないでしょうか…
そうして、その話をしようと奈々ちゃんを呼び出しましたが、奈々ちゃんはメニューを見て話を聞こうとしません。
メニューを指で叩き、こっち見てと合図すると、奈々ちゃんは不安、怒り?を含んだような顔で想君を見ました。
奈々ちゃんに、紬ちゃんのこと、奈々ちゃんの気持ちに気づかないふりしていた事、おそらく紬ちゃんとの今後のことや奈々ちゃんとの付き合い方について話そうとしてたのではないかと思います。
しかし奈々ちゃんは何度も話を遮り、聴者と聾者は分かり合えない、その子は想君を可哀想だと思って今は付き合ってくれてるだけと言います。
その言い方にイラっと来たのか、想君も
じゃあ俺と奈々も分かり合えない、俺は聴者でも聾者でもないから
と言います…
想君はほとんど聞こえない為、聾者ではあると思うのですが(ちなみに聾者の中にも、奈々ちゃんのように言葉を発さない人は聾唖者と言う方に入るみたいです。)、生まれながらに聞こえないのと、途中から聞こえなくなったと言う違いがあるからそんな言い方をしたのかもしれません。
そう言われ、奈々ちゃんは悲しそうに、
そうだね、分かり合えないね…私も想君も、イヤホンの子も、誰も分かり合えない…
と言います…
その後2人は別れ、奈々ちゃんは夢を見ます…
2人とも耳が聞こえて、恋人同士と言う世界線の夢を…
可愛いハンドバッグを手に持って、どこにいるのか、電話で確認しあって、手を繋いで声で話す…
奈々ちゃんは、心の奥に、耳が聞こえたらしたかった事を秘めていたんだと思います。
そして、それを全部想君としたのが紬ちゃん…
夢から覚めた翌日、奈々ちゃんは手話教室に出向き、紬ちゃんに話しかけ、カフェで話す事になります。
紬ちゃんの手話が、手話教室の他に、想君からも教わっている事、その手話は自分が教えた事、その行為がまるで、好きな人にあげたプレゼントを他の人に渡された気持ちだと伝える奈々ちゃん…
奈々ちゃんが聴者と関わらない理由は、おそらく自分の耳が聞こえたらしたいことを、いとも簡単にやってしまう、それが羨ましいと思って、耳が聞こえないことを悲しみたくないからだったのかなと思いました。
だから、想君に聾者の友達を作らせて、こちら側に来させようとしていたんだと思います。
これは何も悪いことではないし、奈々ちゃんは想君のためにしてあげたことだと言うのはわかっています。
しかし、それと同時に自分のためでもあったのかなと思います。
想君が、かつての友達や恋人と再会し、そっち側に行ってしまう…もしかしたら、もう自分とは会ってくれなくなるかもしれない…
そんなときに思ってしまったのでしょう
どうして私の耳は聞こえないの?
と…
それが最後のシーンに行なった、耳にスマホを当てる行為だったのではないでしょうか…
残酷な現実
私は耳が聞こえない…
好きな人の声を聞くことができない
好きな人と、耳が聞こえなくなる前に好きだった音楽の話をすることができない
私が知らない想君を、この子(紬ちゃん)は知っている…
思わず泣いてしまった奈々ちゃんに、想君は戸惑いの表情を見せます。
恐らく、奈々ちゃんが泣いているのを見たのが初めてだったのでしょう…
その現場を、遠くから紬ちゃんが見ているところで6話は終わりになりました…
さてさて、いつの間にか今日になっておりました、silent第7話←
今回はすれ違い、再会?、苛立ち、決心、戸惑い、色んなものがまた動く話となっていると思います。
明日はコロナワクチン接種のため、会社を休むので、ゆっくりとsilentの放送まで待とうと思います。
そうそう、来週から舞いあがれ!に目黒君演じる柏木君が出るらしいので、今日の分まで見とかないと…
では失礼します。