『あの人を守りたい
大事にしたい 傷つけたくない
なのに 汚したい』
囀る鳥は羽ばたかない(3) (H&C Comics ihr HertZシリーズ)/大洋図書
¥700
Amazon.co.jp
真誠会若頭の矢代は、男なら誰でもいい淫乱と噂される男だったが、部下には手を出さないと決めていた。
だが、付き人兼用心棒の百目鬼だけは例外だった。
性的に不能で感情を見せない百目鬼の存在は何をしても
性的対象として見られることのない安心できる存在のはずだった。
一方、何者かの銃弾に倒れた矢代を目にした百目鬼は、自分の想いがなんであるのかはっきりと理解した。
矢代のために変わることを決意した百目鬼と、それに戸惑う矢代。
ふたりの関係が変わり始めた!?
なっち的満足度:★★★★★
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれ、私なんで3巻の感想書いてないんだろう…と思ったら、沈殿してる時でした( ̄ー ̄;
けっこう長いこと沈んでましたね…。
今さらこれの感想書いても誰が読んでくれるんだろうと疑問ですがw、自分用メモとして残させてください。
さて、3巻です。
前記事でもちらっと書きましたが、こちらの作品「SUGOI JAPAN Award2016 漫画部門」4位、「フラウ漫画大賞」などいろんな賞を受賞してる作品なんですね~すごいです(´∀`)
BL界では言わずと知れたヨネダさんですが、その枠を越えて評価されてるとやっぱり嬉しいし、誇らしい気持ちになります。
これでまたBL読者が増えてくれて、それが作家さん達のエネルギーになるなら、こんなにいいことはないな~と思います。
BL界、盛り上がっていきましょう(・∀・)
話は逸れましたがw、3巻です。
まず表紙。表紙に触れたい。
1巻2巻もそうでしたが、この作品は本当に表紙が素晴らしいですね~(´∀`)
これ初めて見た時、ほんとにビックリしたし、ビビっとくるものがありました。(←言い方古い)
構図が神だと思うのですよ、またもや。2人体の絡み方、外側の輪郭のまるみ…、ココ!って所で決まってる。
ヨネダさんて黄金比とか勉強されてるのかな~と思った。
見ててものすごく気持ちいいです。
それに、黒の濃淡の美しさたるや…。
一体何種類の黒を使い分けてるんだろう~と思います。
白シャツもすごく映えてますよね。
モノクロの扉画でも感じましたが、ヨネダさんは本当に黒の使い方が上手いな~と思います。
あとはしわの入り方ですよね、美しい。
特に矢代の足を掴んでる百目鬼の右腕のシャツのしわが、すごく立体的。陰影が絶妙だな~と思う。
折り返しちゃってますが、百目鬼の革靴も素晴らしいです。
もうね~~、この表紙はずっと眺めていられる(´∀`)絵画のように美しいです。(レンブラントを思い出す)
「どうしても~」の時はここまで思わなかったけど、ヨネダさんて画が芸術的にお上手な方なんですね。
日々進化していってる気がする。
ああ、表紙だけでこんなにも語ってしまった(´_`。)文字数…。
お話的にはこの3巻は、2巻まで水面下で蠢いてたものが、徐々に表面に現われてきたな~と感じました。
矢代の思いがけない乙女な部分とw、百目鬼の雄の部分。
特に矢代にはビックリしましたね~、これまでの印象と全然違って。
だってずっと赤面してるんだもんw(熱のせいだけじゃない!)
それから、平田さんの思惑も明らかになって来ました。
「囀る~」は綺麗なヤクザものとは違って、結構こてこてのヤクザものなのでw、怖い場面はほんとに怖いです。
バイオレンスシーンは容赦ない感じだし、これからもキレイゴトでは済んでいかないだろうな~って匂いがプンプンしてる。
だからこそ、2人の甘さが際立つと言うか。
周りが緊迫してるシーンだから余計に、2人のラブにもドキドキすると言うか。
なんか、そんな感じがしますね(´∀`)
ちょっとこの作品のテーマとは関係ないかもだけど、
個人的にはセックスと暴力の衝動って近い所にあるんじゃないかな~と思っていて。(実感として感じた訳じゃないよ!)
その2つって遠い所にあるように見えて、実は根っこは似たような所にあるんじゃないかなぁと。
矢代や百目鬼を見てて、ぼんやりとだけどそんなことも感じてます。
(※感想にネタバレを含みます。ご注意下さい※)
**************************
何者かの銃弾に倒れた矢代、矢代を体を張って守れなかったオトシマエをつけて、指を落とした百目鬼。
目を覚ました矢代に、部下の七原が消えたという情報が入り…というお話。
しょっぱなの11話は雑誌で読んでたのですが、この扉画の美しさには文字通り息を呑みましたね~。
なんちゅう哀愁漂う背中なんだ…(´_`。)
そしてこの美しい男の、「ななタン♡」呼び w
ああもうこれだから矢代好きなんだよな~ってすっごい思ったわ( ´艸`)
それまでずっと緊迫した場面が続いてたので、ほんとこれでふっと肩の力が抜けましたよw
七原が竜崎を狙っていることを知った矢代は、竜崎の組に乗り込むんだけど、無理がたたって倒れちゃいます。
熱を出した矢代がね~、これまた色っぽくてですね~~( ´艸`)
顔が赤いんだけど、なんかこう、この男の思いがけない弱い所見ちゃってるみたいな感じがして、最初ちょっと直視できなかったですねw
なんか自分が照れてしまって(〃∇〃)
で、百目鬼にボタンを外してもらったことでもよおしてきちゃった矢代さんに、
なんと百目鬼が「俺がやります」と!!
手コキ&フ○ラですよ!!
いやこれ、ビックリしたね~~。
口に入れられた時の矢代の戸惑いの表情が、なんとも言えないです。
百目鬼の「嫌なら言って下さい」って言葉も切なかった(´_`。)
ずっと矢代に背を向けてたコトに及んでた百目鬼ですが、こんな雄の表情してたら、そりゃ矢代には見せられんわな~…。
こんなカオ見られたら…、切り捨てられちゃうかもしれないって不安があるよね。
ここで百目鬼が言った
「頭の手足となり
頭の望むことをするだけです」
は、キーワードになりそうですね(´_`。)
矢代はこの言葉をずっと引きずっていくんじゃないだろうか…。
そして、矢代を襲撃した黒幕が明らかになるのですが。
やっぱり平田の差し金だったんですね~。
平田は竜崎にシャブを使った儲け話を持ちかけ、いいポストを与えると餌を蒔く。
シャブの話を矢代が知ったので、矢代を消せと竜崎に命令。
つまり平田は最初から、三角に気に入られている矢代を消すのが目的だったんです。
でもここで、竜崎が殺し屋に矢代を助けるよう頼んでいたとは~(´_`。)
竜崎って矢代の体だけが目当てなのかと思ってたら、意外に情の厚い、優しい人でしたね…。
ここの2人の過去シーン、ものすごくいいです。好きです。
矢代に惚れてるかまではわかりませんが、心の一部を持っていかれてることは確か。
まさに、恋なのか、情なのか…ですね。
そして、平田の算段に薄々気づいてる矢代。
助けの手を差し出してくる三角さんに、
「下同士の小競り合いに首を突っ込んでくるな」
って言うとこ、カッコ良かったな~~。(´д`;)男前だ…。
百目鬼や杉本に何も言わないのも、巻き込みたくないからなんですよね。
矢代なりに部下を守ってる。
カッコイイ。
がしかし…。
あらゆる火種の元凶は、やっぱり三角さんなんじゃないの~と思いますね(´_`。)
この人がこんなむちゃくちゃな人事をしなければ、死人が出ることもなかったのに。
これからもっと大事になっていきますよね…。
で、ここの三角さんの矢代に対する台詞
「そろそろ極道である自分を肯定しろ」
あ~~、そっかぁ~~と思った。
なんかいろんなことがこの一言で腑に落ちたな~。
三角さんはやっぱり矢代の唯一の理解者ですね。
矢代が極道である自分を認めたくないのは、影山のせいじゃないのかな…。
「囀る鳥は羽ばたかない」っていうタイトルも、ここからきてるんじゃないかと思った。
矢代が腹を決めたら…。
どうなるんだろうね…。
さて、情報をもらうためサツと体で取引する矢代ですが。
現場を見ない(中で待機しない)と言う百目鬼に対して、女々しいカマかけが止まらないw
なにこの乙女な矢代は( ´艸`)
可愛かったですね~~。
なんかものすごく意外な一面でした(〃∇〃)
でも「あなたのしたいことなら仕方ない」って言われた時の顔は、すっと冷めてて。
決して表には出さないけど、傷ついたんじゃないだろうか。
そんでこの相手がまたものすごいゲス野郎で、こういうとこヨネダさんほんと容赦ないな~と思った。
しかも百目鬼の過去を知ってるようで、キスでこの男の口を塞ぐ矢代に、思わずうるっときそうになりましたよ(>_<)
矢代のこういう健気さ、やばいです…。
で、このゲス野郎は自分だけすっきりしたんだろうね。
疼いてる矢代をまた「手伝う」百目鬼。
また後ろ向きで顔は見せないものの、足開かせて押さえつけて、雄全開ですよ( ´艸`)
隠せなくなってきたね~。(イ○ポ治ってないのかな。)
そんな百目鬼に動揺して、もう離せって抵抗しながらも、快感に流されていく矢代…
えろいえろいえろい( ´艸`)
体がおさまらない程の、初めての快感に戸惑う矢代、めちゃくちゃ可愛いです…。
****************
百目鬼が自分に触るのは、義務感からきていると思っている矢代。
「大事にしたいのに汚したい」そんな気持ち男なら持って当然なのに、自分の父親と重ね合わせてしまう百目鬼。
過去が過去なだけに、このトラウマを乗り越えるのは難しそうですね…(´_`。)
なんか今までは矢代の変人さがとにかく目立ってましたが、ここにきて、問題なのは百目鬼の方じゃないかと思えて来ましたよ。
重戦車のような暴力も含めて、表面上はもの静かなこの男が噴火したら、とんでもないことになるんじゃないかと。
変人という硬い殻をまとってる矢代も、中身は実はとても脆くて弱くて不安定なんじゃないのって感じたし…。(しかも乙女だしw)
今まで矢代にとって百目鬼は「唯一の安心できる相手」だったのに、体の接触が入って来て、どう変わっていくんでしょうね。
百目鬼は隠し通すつもりなのかな…。
描き下しで久我が
「矢代は自分の気持ちに気づいてなかったら超恥ずかしいな、さすがにそれはねーだろーけど」って笑ってますが、
いやいやそれが笑えないのよ、久我くん…と、読者全員が思ったに違いないw
久我は聡い子だね~。いろんなことに気づいてる。
そんな久我をして「百目鬼の方がわかんない」と言わしめる百目鬼、君の心はまだ五里霧中を彷徨ってる。
体の距離は一気に近づいた矢代と百目鬼ですが、心の距離は…。
本当に少しずつ。
本当に少しずつ変化してきてますね。
ヨネダさんがこの巻は「フルマラソンならまだ20km」と言われたように、まだまだ続きそうです。
でも全然じれったく思わないな~。
むしろ、2人と2人を囲む人達の変化を、ずっと見ていたい気がする。
…あ~~、どうなるんだろう。
三角さんが矢代から手を引いてくれれば万事まるくおさまる気もするんですが。
できれば、ななタンと竜崎は生きてて欲しいな!
読んでくれてありがとう(^-^)/
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真誠会若頭の矢代は、男なら誰でもいい淫乱と噂される男だったが、部下には手を出さないと決めていた。
だが、付き人兼用心棒の百目鬼だけは例外だった。
性的に不能で感情を見せない百目鬼の存在は何をしても
性的対象として見られることのない安心できる存在のはずだった。
一方、何者かの銃弾に倒れた矢代を目にした百目鬼は、自分の想いがなんであるのかはっきりと理解した。
矢代のために変わることを決意した百目鬼と、それに戸惑う矢代。
ふたりの関係が変わり始めた!?
なっち的満足度:★★★★★
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あれ、私なんで3巻の感想書いてないんだろう…と思ったら、沈殿してる時でした( ̄ー ̄;
けっこう長いこと沈んでましたね…。
今さらこれの感想書いても誰が読んでくれるんだろうと疑問ですがw、自分用メモとして残させてください。
さて、3巻です。
前記事でもちらっと書きましたが、こちらの作品「SUGOI JAPAN Award2016 漫画部門」4位、「フラウ漫画大賞」などいろんな賞を受賞してる作品なんですね~すごいです(´∀`)
BL界では言わずと知れたヨネダさんですが、その枠を越えて評価されてるとやっぱり嬉しいし、誇らしい気持ちになります。
これでまたBL読者が増えてくれて、それが作家さん達のエネルギーになるなら、こんなにいいことはないな~と思います。
BL界、盛り上がっていきましょう(・∀・)
話は逸れましたがw、3巻です。
まず表紙。表紙に触れたい。
1巻2巻もそうでしたが、この作品は本当に表紙が素晴らしいですね~(´∀`)
これ初めて見た時、ほんとにビックリしたし、ビビっとくるものがありました。(←言い方古い)
構図が神だと思うのですよ、またもや。2人体の絡み方、外側の輪郭のまるみ…、ココ!って所で決まってる。
ヨネダさんて黄金比とか勉強されてるのかな~と思った。
見ててものすごく気持ちいいです。
それに、黒の濃淡の美しさたるや…。
一体何種類の黒を使い分けてるんだろう~と思います。
白シャツもすごく映えてますよね。
モノクロの扉画でも感じましたが、ヨネダさんは本当に黒の使い方が上手いな~と思います。
あとはしわの入り方ですよね、美しい。
特に矢代の足を掴んでる百目鬼の右腕のシャツのしわが、すごく立体的。陰影が絶妙だな~と思う。
折り返しちゃってますが、百目鬼の革靴も素晴らしいです。
もうね~~、この表紙はずっと眺めていられる(´∀`)絵画のように美しいです。(レンブラントを思い出す)
「どうしても~」の時はここまで思わなかったけど、ヨネダさんて画が芸術的にお上手な方なんですね。
日々進化していってる気がする。
ああ、表紙だけでこんなにも語ってしまった(´_`。)文字数…。
お話的にはこの3巻は、2巻まで水面下で蠢いてたものが、徐々に表面に現われてきたな~と感じました。
矢代の思いがけない乙女な部分とw、百目鬼の雄の部分。
特に矢代にはビックリしましたね~、これまでの印象と全然違って。
だってずっと赤面してるんだもんw(熱のせいだけじゃない!)
それから、平田さんの思惑も明らかになって来ました。
「囀る~」は綺麗なヤクザものとは違って、結構こてこてのヤクザものなのでw、怖い場面はほんとに怖いです。
バイオレンスシーンは容赦ない感じだし、これからもキレイゴトでは済んでいかないだろうな~って匂いがプンプンしてる。
だからこそ、2人の甘さが際立つと言うか。
周りが緊迫してるシーンだから余計に、2人のラブにもドキドキすると言うか。
なんか、そんな感じがしますね(´∀`)
ちょっとこの作品のテーマとは関係ないかもだけど、
個人的にはセックスと暴力の衝動って近い所にあるんじゃないかな~と思っていて。(実感として感じた訳じゃないよ!)
その2つって遠い所にあるように見えて、実は根っこは似たような所にあるんじゃないかなぁと。
矢代や百目鬼を見てて、ぼんやりとだけどそんなことも感じてます。
(※感想にネタバレを含みます。ご注意下さい※)
**************************
何者かの銃弾に倒れた矢代、矢代を体を張って守れなかったオトシマエをつけて、指を落とした百目鬼。
目を覚ました矢代に、部下の七原が消えたという情報が入り…というお話。
しょっぱなの11話は雑誌で読んでたのですが、この扉画の美しさには文字通り息を呑みましたね~。
なんちゅう哀愁漂う背中なんだ…(´_`。)
そしてこの美しい男の、「ななタン♡」呼び w
ああもうこれだから矢代好きなんだよな~ってすっごい思ったわ( ´艸`)
それまでずっと緊迫した場面が続いてたので、ほんとこれでふっと肩の力が抜けましたよw
七原が竜崎を狙っていることを知った矢代は、竜崎の組に乗り込むんだけど、無理がたたって倒れちゃいます。
熱を出した矢代がね~、これまた色っぽくてですね~~( ´艸`)
顔が赤いんだけど、なんかこう、この男の思いがけない弱い所見ちゃってるみたいな感じがして、最初ちょっと直視できなかったですねw
なんか自分が照れてしまって(〃∇〃)
で、百目鬼にボタンを外してもらったことでもよおしてきちゃった矢代さんに、
なんと百目鬼が「俺がやります」と!!
手コキ&フ○ラですよ!!
いやこれ、ビックリしたね~~。
口に入れられた時の矢代の戸惑いの表情が、なんとも言えないです。
百目鬼の「嫌なら言って下さい」って言葉も切なかった(´_`。)
ずっと矢代に背を向けてたコトに及んでた百目鬼ですが、こんな雄の表情してたら、そりゃ矢代には見せられんわな~…。
こんなカオ見られたら…、切り捨てられちゃうかもしれないって不安があるよね。
ここで百目鬼が言った
「頭の手足となり
頭の望むことをするだけです」
は、キーワードになりそうですね(´_`。)
矢代はこの言葉をずっと引きずっていくんじゃないだろうか…。
そして、矢代を襲撃した黒幕が明らかになるのですが。
やっぱり平田の差し金だったんですね~。
平田は竜崎にシャブを使った儲け話を持ちかけ、いいポストを与えると餌を蒔く。
シャブの話を矢代が知ったので、矢代を消せと竜崎に命令。
つまり平田は最初から、三角に気に入られている矢代を消すのが目的だったんです。
でもここで、竜崎が殺し屋に矢代を助けるよう頼んでいたとは~(´_`。)
竜崎って矢代の体だけが目当てなのかと思ってたら、意外に情の厚い、優しい人でしたね…。
ここの2人の過去シーン、ものすごくいいです。好きです。
矢代に惚れてるかまではわかりませんが、心の一部を持っていかれてることは確か。
まさに、恋なのか、情なのか…ですね。
そして、平田の算段に薄々気づいてる矢代。
助けの手を差し出してくる三角さんに、
「下同士の小競り合いに首を突っ込んでくるな」
って言うとこ、カッコ良かったな~~。(´д`;)男前だ…。
百目鬼や杉本に何も言わないのも、巻き込みたくないからなんですよね。
矢代なりに部下を守ってる。
カッコイイ。
がしかし…。
あらゆる火種の元凶は、やっぱり三角さんなんじゃないの~と思いますね(´_`。)
この人がこんなむちゃくちゃな人事をしなければ、死人が出ることもなかったのに。
これからもっと大事になっていきますよね…。
で、ここの三角さんの矢代に対する台詞
「そろそろ極道である自分を肯定しろ」
あ~~、そっかぁ~~と思った。
なんかいろんなことがこの一言で腑に落ちたな~。
三角さんはやっぱり矢代の唯一の理解者ですね。
矢代が極道である自分を認めたくないのは、影山のせいじゃないのかな…。
「囀る鳥は羽ばたかない」っていうタイトルも、ここからきてるんじゃないかと思った。
矢代が腹を決めたら…。
どうなるんだろうね…。
さて、情報をもらうためサツと体で取引する矢代ですが。
現場を見ない(中で待機しない)と言う百目鬼に対して、女々しいカマかけが止まらないw
なにこの乙女な矢代は( ´艸`)
可愛かったですね~~。
なんかものすごく意外な一面でした(〃∇〃)
でも「あなたのしたいことなら仕方ない」って言われた時の顔は、すっと冷めてて。
決して表には出さないけど、傷ついたんじゃないだろうか。
そんでこの相手がまたものすごいゲス野郎で、こういうとこヨネダさんほんと容赦ないな~と思った。
しかも百目鬼の過去を知ってるようで、キスでこの男の口を塞ぐ矢代に、思わずうるっときそうになりましたよ(>_<)
矢代のこういう健気さ、やばいです…。
で、このゲス野郎は自分だけすっきりしたんだろうね。
疼いてる矢代をまた「手伝う」百目鬼。
また後ろ向きで顔は見せないものの、足開かせて押さえつけて、雄全開ですよ( ´艸`)
隠せなくなってきたね~。(イ○ポ治ってないのかな。)
そんな百目鬼に動揺して、もう離せって抵抗しながらも、快感に流されていく矢代…
えろいえろいえろい( ´艸`)
体がおさまらない程の、初めての快感に戸惑う矢代、めちゃくちゃ可愛いです…。
****************
百目鬼が自分に触るのは、義務感からきていると思っている矢代。
「大事にしたいのに汚したい」そんな気持ち男なら持って当然なのに、自分の父親と重ね合わせてしまう百目鬼。
過去が過去なだけに、このトラウマを乗り越えるのは難しそうですね…(´_`。)
なんか今までは矢代の変人さがとにかく目立ってましたが、ここにきて、問題なのは百目鬼の方じゃないかと思えて来ましたよ。
重戦車のような暴力も含めて、表面上はもの静かなこの男が噴火したら、とんでもないことになるんじゃないかと。
変人という硬い殻をまとってる矢代も、中身は実はとても脆くて弱くて不安定なんじゃないのって感じたし…。(しかも乙女だしw)
今まで矢代にとって百目鬼は「唯一の安心できる相手」だったのに、体の接触が入って来て、どう変わっていくんでしょうね。
百目鬼は隠し通すつもりなのかな…。
描き下しで久我が
「矢代は自分の気持ちに気づいてなかったら超恥ずかしいな、さすがにそれはねーだろーけど」って笑ってますが、
いやいやそれが笑えないのよ、久我くん…と、読者全員が思ったに違いないw
久我は聡い子だね~。いろんなことに気づいてる。
そんな久我をして「百目鬼の方がわかんない」と言わしめる百目鬼、君の心はまだ五里霧中を彷徨ってる。
体の距離は一気に近づいた矢代と百目鬼ですが、心の距離は…。
本当に少しずつ。
本当に少しずつ変化してきてますね。
ヨネダさんがこの巻は「フルマラソンならまだ20km」と言われたように、まだまだ続きそうです。
でも全然じれったく思わないな~。
むしろ、2人と2人を囲む人達の変化を、ずっと見ていたい気がする。
…あ~~、どうなるんだろう。
できれば、ななタンと竜崎は生きてて欲しいな!
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