是-ZE- (5) (ディアプラス・コミックス)/新書館
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是-ZE- (6) (ディアプラス・コミックス)/新書館
¥580
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「是」5、6巻は、守夜×隆成編です。
このカプは攻め×攻めっぽくて、どっちがどっちかな~と思いながら読んでたんだけど、そっちか!的な驚きがありました。
私としては逆の方が好みだったんだけど、それじゃ面白くないんだろうなぁ…f^_^;
このカプもとても人気なんですよね。
このお話は「是」の中でも一番ハードボイルドとゆうか、他のお話がファンタジー要素が強いのに対して、現代社会に沿ったお話になっています。
言霊を使って、目の前で人が殺される描写もあります。
なんとなく今まで霞を喰ったようにぼんやりと描かれたいた死が、生々しく描かれていて、言霊で人を呪い殺すとはこうゆうことなのかと、はっきりと見せられます。
そしてその恐ろしさと、罪の重さを痛感させられるお話でした。
※以下感想ネタバレします。ご注意下さい※
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前のあるじが亡くなった為、白紙に戻されようとしていた守夜はそれを拒否する。他の紙様よりも優秀だと自負している自分が白紙に戻されるのが納得いかないんです。
そんな守夜に和記は条件を出します。
現在紙様を持たない言霊師の隆成に、紙様として仕えることができるなら、白紙には戻さないと。
そこで守夜は隆成にあるじとなってもらうべく、隆成のもとを訪れるのですが…。
守夜とゆう人は、紙様史上一番不憫な紙様じゃないかな~。
自信家で、紙様以外の働きも優れているのに、あるじ運がなくて…。
前の主人にはモノ扱いされていて、なんか読んでて本当に心が痛んだ。
心臓は動いてないし血も流れない紙様だけど、人並みに痛覚はあるし、感情もある。そんな紙様をモノ扱いして利用するなんて……雷蔵君が見たら卒倒しちゃうんじゃないかな(^_^;)
さて一方の隆成は、言霊を使う気はまったくない。守夜に、あるじにはならないけど同居人としてなら一緒にいてもいい、と言うんです。
玄間の下で働いていて、チンピラまがいのことをして、毎日傷だらけになる隆成。
実は昔、隆成は自分の母親をうっかり言った一言で、殺してしまった過去があるんですね。
幼い頃から悪い言葉は口にするな、と何度も諭されていたのに、よりによって自分の母親を、自分の不用意な言霊で亡くしてしまう。
そのことが隆成には深いトラウマになり、以後一切言霊は使わないし、母親を殺してしまった罰として、自分は毎日のように傷だらけになるんです。
守夜はそんな隆成の過去を知り、隆成と暮らすうちに、隆成の人としての優しさ、温かさに触れていきます。
ある日、隆成が弟のように可愛がっていた子供が誘拐されて、ひどい暴行を受け、意識不明になってしまう。
そして、鉢合わせした犯人を、隆成は怒りのあまり言霊を使い、呪い殺してしまいます。
言霊は、それが死に近い言葉であればあるほど、言霊師に跳ね返ってくる傷も深くなる。
隆成の使った言霊は文字通り、隆成の命をも奪うものでした。
この時隆成のしたことは決して正しいことじゃなかった。
隆成を死なせたくない守夜の言葉も、決して褒められたものじゃない。
正しくはない、正しくはないと思いつつも、やっぱりこの2人を非難する気にはならないですねぇ……(T_T)
さて、隆成と子供を蘇生した守夜は、隆成のもとを去ります。
紙様である自分がそばにいては、隆成は言霊を使った過去を嫌でも思い出さなければいけない。
隆成がいつでも笑っていられるように、隆成を過去の傷から守る為に、自分は白紙に戻ろうと決意するわけですね。
ここがもう、本当に泣ける(T_T)
守夜はいつのまにこんなに隆成を愛していたんだろう。
氷見もそうだったけど、愛する人の為に自分の命を投げ出す、その愛の深さと忠誠心に、毎度ほんとに泣かされます。
それに、和記がなんかすごい意地悪になってるーー(`Д´)
氷見の時も、再生した氷見が記憶がないとわかった途端、刀を向けて白紙に戻そうとして、おいおいおいと思ったけど、守夜に対してはさらに冷たいとゆうか…。
もうほんと、和記むかつくなーーーとこの時はほんとに憤ってたんだけど、後々何度も読み返すと、和記は別に意地悪してるわけじゃないんですね~。
和記は、言霊師とその紙様の絆を試しているんです。
希望を、奇跡を見たくて…。
でも私がそれに気づくのはもう少し先のことでした…(TωT)
話は戻って、今まさに白紙に戻ろうとする所に、間一髪で隆成が入ってきます。
そして、守夜にお前の言霊師(あるじ)になってやるって言うんです。
罪も罪悪感も一緒に背負ってくれるなら、自分は最後まで苦しみ抜いて生きる。だからお前もそばにいて、一緒に生きろ、と。
守夜の愛が、隆成を変えるんですね。
こうして2人は絆を結びます。
この絆は、守夜が必死になって勝ち取ったものだと思いました。
最後の2人の後ろ姿、なんかとってもいいですよね~(´▽`)
ベタベタするわけでもないし、あま~い雰囲気が流れてる訳でもないのに、この2人が愛し合ってるのがとてもよく伝わってきました。
こんだけ書いといて言うのもなんですが、私決してこのカプ、タイプじゃないんです…。
タイプじゃないのに、ここまで感情移入させられて泣かされて、「是」はほんとにすごい本だわ~~。
同時収録は、雷蔵×紺、近衛×琴葉、守夜×隆成のイチャイチャです。
どのカプもほんとにえろい!!
ごちそうさまでした!!
参加してま~す
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このカプは攻め×攻めっぽくて、どっちがどっちかな~と思いながら読んでたんだけど、そっちか!的な驚きがありました。
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このカプもとても人気なんですよね。
このお話は「是」の中でも一番ハードボイルドとゆうか、他のお話がファンタジー要素が強いのに対して、現代社会に沿ったお話になっています。
言霊を使って、目の前で人が殺される描写もあります。
なんとなく今まで霞を喰ったようにぼんやりと描かれたいた死が、生々しく描かれていて、言霊で人を呪い殺すとはこうゆうことなのかと、はっきりと見せられます。
そしてその恐ろしさと、罪の重さを痛感させられるお話でした。
※以下感想ネタバレします。ご注意下さい※
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前のあるじが亡くなった為、白紙に戻されようとしていた守夜はそれを拒否する。他の紙様よりも優秀だと自負している自分が白紙に戻されるのが納得いかないんです。
そんな守夜に和記は条件を出します。
現在紙様を持たない言霊師の隆成に、紙様として仕えることができるなら、白紙には戻さないと。
そこで守夜は隆成にあるじとなってもらうべく、隆成のもとを訪れるのですが…。
守夜とゆう人は、紙様史上一番不憫な紙様じゃないかな~。
自信家で、紙様以外の働きも優れているのに、あるじ運がなくて…。
前の主人にはモノ扱いされていて、なんか読んでて本当に心が痛んだ。
心臓は動いてないし血も流れない紙様だけど、人並みに痛覚はあるし、感情もある。そんな紙様をモノ扱いして利用するなんて……雷蔵君が見たら卒倒しちゃうんじゃないかな(^_^;)
さて一方の隆成は、言霊を使う気はまったくない。守夜に、あるじにはならないけど同居人としてなら一緒にいてもいい、と言うんです。
玄間の下で働いていて、チンピラまがいのことをして、毎日傷だらけになる隆成。
実は昔、隆成は自分の母親をうっかり言った一言で、殺してしまった過去があるんですね。
幼い頃から悪い言葉は口にするな、と何度も諭されていたのに、よりによって自分の母親を、自分の不用意な言霊で亡くしてしまう。
そのことが隆成には深いトラウマになり、以後一切言霊は使わないし、母親を殺してしまった罰として、自分は毎日のように傷だらけになるんです。
守夜はそんな隆成の過去を知り、隆成と暮らすうちに、隆成の人としての優しさ、温かさに触れていきます。
ある日、隆成が弟のように可愛がっていた子供が誘拐されて、ひどい暴行を受け、意識不明になってしまう。
そして、鉢合わせした犯人を、隆成は怒りのあまり言霊を使い、呪い殺してしまいます。
言霊は、それが死に近い言葉であればあるほど、言霊師に跳ね返ってくる傷も深くなる。
隆成の使った言霊は文字通り、隆成の命をも奪うものでした。
この時隆成のしたことは決して正しいことじゃなかった。
隆成を死なせたくない守夜の言葉も、決して褒められたものじゃない。
正しくはない、正しくはないと思いつつも、やっぱりこの2人を非難する気にはならないですねぇ……(T_T)
さて、隆成と子供を蘇生した守夜は、隆成のもとを去ります。
紙様である自分がそばにいては、隆成は言霊を使った過去を嫌でも思い出さなければいけない。
隆成がいつでも笑っていられるように、隆成を過去の傷から守る為に、自分は白紙に戻ろうと決意するわけですね。
ここがもう、本当に泣ける(T_T)
守夜はいつのまにこんなに隆成を愛していたんだろう。
氷見もそうだったけど、愛する人の為に自分の命を投げ出す、その愛の深さと忠誠心に、毎度ほんとに泣かされます。
それに、和記がなんかすごい意地悪になってるーー(`Д´)
氷見の時も、再生した氷見が記憶がないとわかった途端、刀を向けて白紙に戻そうとして、おいおいおいと思ったけど、守夜に対してはさらに冷たいとゆうか…。
もうほんと、和記むかつくなーーーとこの時はほんとに憤ってたんだけど、後々何度も読み返すと、和記は別に意地悪してるわけじゃないんですね~。
和記は、言霊師とその紙様の絆を試しているんです。
希望を、奇跡を見たくて…。
でも私がそれに気づくのはもう少し先のことでした…(TωT)
話は戻って、今まさに白紙に戻ろうとする所に、間一髪で隆成が入ってきます。
そして、守夜にお前の言霊師(あるじ)になってやるって言うんです。
罪も罪悪感も一緒に背負ってくれるなら、自分は最後まで苦しみ抜いて生きる。だからお前もそばにいて、一緒に生きろ、と。
守夜の愛が、隆成を変えるんですね。
こうして2人は絆を結びます。
この絆は、守夜が必死になって勝ち取ったものだと思いました。
最後の2人の後ろ姿、なんかとってもいいですよね~(´▽`)
ベタベタするわけでもないし、あま~い雰囲気が流れてる訳でもないのに、この2人が愛し合ってるのがとてもよく伝わってきました。
こんだけ書いといて言うのもなんですが、私決してこのカプ、タイプじゃないんです…。
タイプじゃないのに、ここまで感情移入させられて泣かされて、「是」はほんとにすごい本だわ~~。
同時収録は、雷蔵×紺、近衛×琴葉、守夜×隆成のイチャイチャです。
どのカプもほんとにえろい!!
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