ノブさんにもこまったものだ。
初心者の女の子がいけなくなったから、
中級者向けの川に行こうとおっしゃる。
行先は大井川に変更された。
水量が多い川なんちゃって。
僕は何度もここに来ている。
寸又峡の翠紅苑に家族で来ていたからだ。
家山で桜の季節に河川敷に下りたことが有るが、
カヌーでこの川を下ることになるなんて思ってもみなかった。
静岡県大井川上流。千頭駅の川原
千頭駅が見えています。ノブさんたちが回送に行ってる間に駅に行ってきました。
ノブさん撮影近鉄特急!!
3イヌイット君がお弁当を作ってくれました。
イヌイット君は新進気鋭のシェフですから。ほかの3人は感動しながらいただいたのであります。
4左からイヌイット君、アベベ君、ノブさんです。
イヌイット君とノブさんは下流の徳山の駅近くまで車を回送に行って、
大井川鉄道のビスタカー(もとは近鉄電車)で千頭駅まで戻ってきました。
5出発前の荷物の積み込み。
実は出発前にアベベ君がカラスに食料をくちばしでつつかれています。
ピーナツ入り柿の種を狙った犯行でしたが、
携帯などを入れたチャック付ビニル袋が全部だめになっていました。
千頭駅の付近のカラスは要注意です。
カヤックの周囲に食べ物置いてはだめですよ。
アベベ君は気分的にめげてるようでした。
6漕ぎだしました。
7千頭駅の下流の橋が近づく。
8
9鉄道橋を越えていきます。
9.5鉄道橋を越えてすぐのあたりで沈でした。この写真の瀬がもうすこし写真よりも幅広くなっていました。(グーグルの航空写真とは瀬の大きさが違ってました。)
9.8瀬にイレギュラーな大石が隠れていました。
簡単にコケました。
川岸を早歩きで転覆したカヌーを追いかけるのは疲れます。
10
11汽車が登っていきます。
沈でくたびれていて
シャッターチャンスにすこし遅れました。
12
この美しい水の透明度、ずっとこんな風に底まで見えてます。
13ちょっと休憩です。このあとノブさんは艇を流して艇を追いかけ、コケてずぶ濡れになっていたと書くと後で怒られるかもしれない。ぷぷぷ。
14
沈の後、瀬を下るときに、大きな石のすぐ横を通ってよける方法、同じぐらいの大きさの石に艇をバランスよく乗っけて越える方法とあることに気が付きました。
瀬の中で石の大きさを見ていれば、しょっぱなような1個の大石に蹴飛ばされてこけるようなことはないことに気づきました。下は説明図
15
16ノブさんがカメラを構えました。ぼくは沈の後ですこしビビッています。
いったん降りて瀬を確認しました。
流れは岩に直進しています。右の岩のほうへ瀬が向かっていて、
いかに岩の直前の流れの一番速い流心に乗せるかの問題です。
やっと意を決して突入しました。
岩のギリギリをすり抜けました。岩をパドルで小突きました。
ここから5枚はノブさんの写した画像です。
イヌイット君は艇の横腹を岩に激しくぶつけていました。
後でイヌイット君とパドルのひとかきができるかできないかの問題だねと話をしました。
18
17
写真ではただの黒い点になってしまいましたが、
イノシシがいたんですよ。
水辺に水を飲みに来てたんでしょうね。
ここは道がはるか上を通っていて、
人の気配のないところですから。
イノシシさんびっくりして川に落ちたようです。
このあと、びっこひいて、向こうへ行っちゃいました。
そんなに大きくありませんでした。メスか子どもかもしれません。
そういえばかつて萃紅苑でしし鍋をたべたなあ。
19
20沈の後はレンズも濡れるのです。
21
22
23
25
24
26
27
28
29
30発電所へのつり橋
31
55発電所の上流と下流に通勤用?のつり橋があります。
32
33
35
37イヌイット君の軽快なパドルさばき。
36
38上陸地点を疑い始めたノブさんは川原にいたシニアカーの人に尋ねるのでした。
39
40
アベベ君はぼくの後ろをサポートしてくれていました。
今日も後ろのアベベ君を振り返る余裕がありません。
42
46
47上陸地点から第2沈地点を望む。もう少しだったのに。
48
2回目の沈地点のグーグルマップ。
49
瀬の最後で右にバランスを崩して
流れのままに岩にまっすぐぶつかった。ちっとも艇が左に曲がらなかった。
そこへイヌイット君が艇を僕の右側に着け、
僕の艇をつかんでくれたそうなのだが、
僕はわからず、あせっていて、
バランスをくずし
右に転覆してしまった。
転覆しだした艇は支えきれなかったと後で話してくれました。
51
水中で救命胴衣の穏やかな浮力をかりて浮かび上がろうとすると上から転覆した艇がかぶさっていた。一度両手で押し上げたがけっこう重くて、再度おもいっきり投げ飛ばした。足を岩に踏ん張れたのが幸いしたと思う。岩でなかったらとおもうと、ぞっとする。
52
もはや体は浮かび上がって息ができる状態、
右手は岩をつかんで抑え込んでいる。
左手はパドルを離さなかった。テンガロンハットを脱いで、パドルの手で持った。
前から強い水流が流れてきている。
みんなはもう下流に行ってしまった。
水流は思ったよりも冷たく、体温を奪っていく。
ここで助けを待ってもいずれ飛び込む必要がある。
ただ、流れが速いのと水流がどう流れていくか分からないので飛び込むのにも勇気がいる。
ままよと、飛び込んですこし平泳ぎすると、流されることなくすぐに背が立つ場所だった。フウ。助かった。
ああ、イヌイット君も沈めてしまったんだと気付く。
イヌイット君はいったん底まで沈んだ後底をけって上がってきたとのこと。
初沈をさせてしまった。
いや、これは僕のエラーで、彼は救助隊だったのに。
ありがとう。イヌイット君。
47.5
沈地点方向の水中映像、
カメラ水没させたの初めてだったがメガネがないか撮ってみた。。
強い水流が怖くて、メガネを探しに潜る気にはなれなかった。
48
冷えた体は川根温泉でしっかり温まりました。
今回の2回の沈を踏まえて、
ぼくは真剣に命の危険を考えてしまいました。
初心者の女の子がいけなくなったから、
中級者向けの川に行こうとおっしゃる。
行先は大井川に変更された。
水量が多い川なんちゃって。
僕は何度もここに来ている。
寸又峡の翠紅苑に家族で来ていたからだ。
家山で桜の季節に河川敷に下りたことが有るが、
カヌーでこの川を下ることになるなんて思ってもみなかった。
静岡県大井川上流。千頭駅の川原
千頭駅が見えています。ノブさんたちが回送に行ってる間に駅に行ってきました。
ノブさん撮影近鉄特急!!
3イヌイット君がお弁当を作ってくれました。
イヌイット君は新進気鋭のシェフですから。ほかの3人は感動しながらいただいたのであります。
4左からイヌイット君、アベベ君、ノブさんです。
イヌイット君とノブさんは下流の徳山の駅近くまで車を回送に行って、
大井川鉄道のビスタカー(もとは近鉄電車)で千頭駅まで戻ってきました。
5出発前の荷物の積み込み。
実は出発前にアベベ君がカラスに食料をくちばしでつつかれています。
ピーナツ入り柿の種を狙った犯行でしたが、
携帯などを入れたチャック付ビニル袋が全部だめになっていました。
千頭駅の付近のカラスは要注意です。
カヤックの周囲に食べ物置いてはだめですよ。
アベベ君は気分的にめげてるようでした。
6漕ぎだしました。
7千頭駅の下流の橋が近づく。
8
9鉄道橋を越えていきます。
9.5鉄道橋を越えてすぐのあたりで沈でした。この写真の瀬がもうすこし写真よりも幅広くなっていました。(グーグルの航空写真とは瀬の大きさが違ってました。)
9.8瀬にイレギュラーな大石が隠れていました。
簡単にコケました。
川岸を早歩きで転覆したカヌーを追いかけるのは疲れます。
10
11汽車が登っていきます。
沈でくたびれていて
シャッターチャンスにすこし遅れました。
12
この美しい水の透明度、ずっとこんな風に底まで見えてます。
13ちょっと休憩です。このあとノブさんは艇を流して艇を追いかけ、コケてずぶ濡れになっていたと書くと後で怒られるかもしれない。ぷぷぷ。
14
沈の後、瀬を下るときに、大きな石のすぐ横を通ってよける方法、同じぐらいの大きさの石に艇をバランスよく乗っけて越える方法とあることに気が付きました。
瀬の中で石の大きさを見ていれば、しょっぱなような1個の大石に蹴飛ばされてこけるようなことはないことに気づきました。下は説明図
15
16ノブさんがカメラを構えました。ぼくは沈の後ですこしビビッています。
いったん降りて瀬を確認しました。
流れは岩に直進しています。右の岩のほうへ瀬が向かっていて、
いかに岩の直前の流れの一番速い流心に乗せるかの問題です。
やっと意を決して突入しました。
岩のギリギリをすり抜けました。岩をパドルで小突きました。
ここから5枚はノブさんの写した画像です。
イヌイット君は艇の横腹を岩に激しくぶつけていました。
後でイヌイット君とパドルのひとかきができるかできないかの問題だねと話をしました。
18
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写真ではただの黒い点になってしまいましたが、
イノシシがいたんですよ。
水辺に水を飲みに来てたんでしょうね。
ここは道がはるか上を通っていて、
人の気配のないところですから。
イノシシさんびっくりして川に落ちたようです。
このあと、びっこひいて、向こうへ行っちゃいました。
そんなに大きくありませんでした。メスか子どもかもしれません。
そういえばかつて萃紅苑でしし鍋をたべたなあ。
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20沈の後はレンズも濡れるのです。
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30発電所へのつり橋
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55発電所の上流と下流に通勤用?のつり橋があります。
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37イヌイット君の軽快なパドルさばき。
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38上陸地点を疑い始めたノブさんは川原にいたシニアカーの人に尋ねるのでした。
39
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アベベ君はぼくの後ろをサポートしてくれていました。
今日も後ろのアベベ君を振り返る余裕がありません。
42
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47上陸地点から第2沈地点を望む。もう少しだったのに。
48
2回目の沈地点のグーグルマップ。
49
瀬の最後で右にバランスを崩して
流れのままに岩にまっすぐぶつかった。ちっとも艇が左に曲がらなかった。
そこへイヌイット君が艇を僕の右側に着け、
僕の艇をつかんでくれたそうなのだが、
僕はわからず、あせっていて、
バランスをくずし
右に転覆してしまった。
転覆しだした艇は支えきれなかったと後で話してくれました。
51
水中で救命胴衣の穏やかな浮力をかりて浮かび上がろうとすると上から転覆した艇がかぶさっていた。一度両手で押し上げたがけっこう重くて、再度おもいっきり投げ飛ばした。足を岩に踏ん張れたのが幸いしたと思う。岩でなかったらとおもうと、ぞっとする。
52
もはや体は浮かび上がって息ができる状態、
右手は岩をつかんで抑え込んでいる。
左手はパドルを離さなかった。テンガロンハットを脱いで、パドルの手で持った。
前から強い水流が流れてきている。
みんなはもう下流に行ってしまった。
水流は思ったよりも冷たく、体温を奪っていく。
ここで助けを待ってもいずれ飛び込む必要がある。
ただ、流れが速いのと水流がどう流れていくか分からないので飛び込むのにも勇気がいる。
ままよと、飛び込んですこし平泳ぎすると、流されることなくすぐに背が立つ場所だった。フウ。助かった。
ああ、イヌイット君も沈めてしまったんだと気付く。
イヌイット君はいったん底まで沈んだ後底をけって上がってきたとのこと。
初沈をさせてしまった。
いや、これは僕のエラーで、彼は救助隊だったのに。
ありがとう。イヌイット君。
47.5
沈地点方向の水中映像、
カメラ水没させたの初めてだったがメガネがないか撮ってみた。。
強い水流が怖くて、メガネを探しに潜る気にはなれなかった。
48
冷えた体は川根温泉でしっかり温まりました。
今回の2回の沈を踏まえて、
ぼくは真剣に命の危険を考えてしまいました。