夜中のセンチメンタルな気分のぶつけどころがないから、舞い戻る。


全面肯定できる親友がほしい。


まどかマギカのほむらちゃんの行動がクレイジーだって面白おかしく茶化す風潮があるけど、

私はまどかちゃんという友達を得られたほむらちゃんが羨ましい。

私自身あのころ、ほむらちゃんと同じだった。

潔癖な友情こそが理想、憧れ、正解だと思っていたし、それに固執してた。

相手の全てを受け入れられる、私の全てを受け入れてくれる、

常に相手を思い、私を思ってくれる、お互いがお互いのいちばん、唯一の理解者。

これほど正しい友人のありかたがあるだろうか?って。

でも実際はそんな友情なんてあるわけなくて、あったとしてもそれはすごく稀なことで、

間違ってもひねくれた私にそんな人が現れるわけがなくて。

現実には潔癖な友情が存在しない事を納得する度に内心傷ついていたなあ。


正直に言うと、今でもこんな友情にあこがれているし、切望している。

二次元にしか存在しないことは分かっているけど、そんなシーンを見るたびに心の奥が痛くなる。

相手のためになら命だって投げだせる、そして、私のためなら命を投げ出してくれる強い信頼関係。

一歩通行じゃだめなんだ。お互いに、同じくらい、いちばん大事に思ってないといけないの。

相手のことが好きな感情に一点の曇りだってない。

もしなにか異変があったら、心配しつつ、直接相手にぶつけられる。

そんなことで壊れる関係じゃないって心底思えるから。そんな関係。

気持ち悪いってわかってる。子供っぽいってわかってる。


でもでもでもほしいんだ。

あの子はここが好きだけどああいうところは嫌い、これは話せるけどあれは無理、

関係維持のためにはこれは伏せて、あれは隠して、黙って、

きっとあの子は私のことより彼女の方が大事だから、優先順位は回ってこないだろうなとか、

言いたいけどやめとこうとか、

そんな「偽り」の関係ばっかりだ。うんざりだ。もう嫌だ。

こんなのみんな分かっててそのうえで笑って暮らしてるのかもしれないけど、私はもう耐えられない!

親友だよって、誰に対してもなんの後ろ暗さもなく言える存在が欲しい。

私はこの子の全部が好きだし、この子は私の全部を好いてくれてるっていう実感を持ってみたい。


どうしてこんなことになってしまったの。