皆さんこんにちは
福岡県で理学療法士をしてますkenkenです*
今日はお仕事が休みの日
朝はゆっくり起きて今日の予定を考えようと、、昨日の夜に思っていたらソファで寝てしまい首が痛む1日のはじまりです
身体を動かす前に、まずは頭から使っていきましょうかね。
今日は、「伝えること」と「伝わること」の違いについて考えていきたいと思います
私はリハビリの仕事に従事して10年以上が経ちますが、新人のときも今も患者さんと関わる上で大事にしていることがあります。
それは表題にもあります「伝えること」と「伝わること」の違いをきちんと理解しているかです。
医療の世界は100%治ります、これだけしておけば大丈夫ですという機械的な世界ではなく不確実性を伴います。
年々、医療の治療技術は進歩し、一昔前は救えなかった命も今は救うことができる、延命できるなど、できることは大きく変化しています
しかし一方で、重い障がいが残ってしまうケースや想定していなかった事が起こってしまうケースなどの話題も耳にすることがあります。。
病院や先生からの一方通行な説明や医療の提供(父権主義)などが許されていた時代から、現在は十分な説明と同意(インフォームドモデル)、共同意思決定(SDM)が推奨されています。
簡単に言うと、医療者と患者が協働して、患者にとっての最良の医療上の決定を下すに至るコミュニケーションのプロセスを指します
前置きが長くなりましたが、1つの大事な選択や決定する上で、しっかりと相手に情報が伝わり患者家族が主体で取り残されない状況をこちら医療者側も配慮し支援していく必要があります。
それでは本題です。
「伝える」とは
自分から相手に対して、一方向的に内容を知らせることです。
こちらが一生懸命に話したとしても、相手の耳に届いていない・理解されていない場合もあります。
「伝わる」とは
相手の目線や立場を理解しつつ、双方向的でのコミュニケーションをおこなうことです。
お互いに話をしながら(情報共有・情報提供)、不明な点は確認し、共通理解を促進します。
※どちらが望ましいかという視点では、結果的に後者の方が、自分の意見を相手に理解してもらいやすくなります
「伝わる」ように話す3つのポイント
①伝えたいことを明確にする(要点整理)
話したいことをすべて話そうとすると論点がずれやすく、結局なにを伝えたかったのか伝わらないことがあります。
②具体的に話す(簡潔明瞭)
まわりくどい表現や難しい言葉は使わず、平易な言葉で例え話なども交えながら表現する。数字で話せる場合には、抽象的な内容もイメージしやすくなります。
③相手の反応を窺う・確認する
聞く準備ができているか、自分が一生懸命話しすぎて話についてこれていなくなってないかなど聞く側のペースを考慮する。
ついてこれていない場合や理解が曖昧な場合は、話を復唱したり要点を再度整理しながら①②を繰り返し話すペースを調整しましょう。
1人で結論をだすには時間も必要ですので、1度持ち帰り落ち着いてから検討してもらうのも1つです。。
以上、本日は「伝えること」と「伝わること」の違いについてのお話と、「伝わる」ために必要なポイントについてお話しました。
皆さんのコミュニケーションは伝える、伝わるのどちらが多いですか。
大事な話はしっかりと「伝わる」ようにポイントを意識したコミュニケーションを心がけてみてはいかかでしょうか
最後までご覧になっていただきありがとうございます^ ^