ゴールを目指して、ゴール達成の臨場感を得ることに、日々励んでいる。
しかしその裏には必ず、失敗したらどうしよう?という不安が付き纏う。
ゴールだけを見て、失敗については考えないようにするんだ!
と言い聞かせても出来ない。
何故だろうか?
マイナス思考な自分の性格?エフィカシーが足りない?
色々思いつくことはあるが、違うのである。
これこそがホメオスタシスくんの仕業なのである。
恒常性維持機能と捉えてもよい。ホメくんは私の安全と安心のため、一生懸命現状を維持しようとしてくれる。
逆らっても勝てないのである。
じゃあどうするか?
そこで思い付いたのが、失敗したときの次元の召喚である。
つまり最悪の事態をあえてシュミレーションするのである。
人間はネガティブな想像はとても得意なので、やってみると簡単に出来るし、臨場感も感じやすい。
ただ飲まれることなく、他人事のように俯瞰しながらイメージする。
言わばこれが最悪のゴール。
最悪のゴールが出来たらこれを気の玉に入れて、自分の左前に置いておく。
次に右前に「最高のゴール」気の玉を作り出す。
最悪のゴールを作った後なので、ゴールの臨場感が上がっていることに気付く。
こうして「最悪」と「最高」のゴールを自分の前に二つ並べて置くのである。
そして二つのゴールは別々の世界線だと認識する。
するとどうだろう。さっきまでの不安な気持ちや暗い気持ちが無くなっていることに気付いたのである。
最悪のゴールを想定し、俯瞰することで、ホメ君がマイナス側に引っ張る力が弱まったのである。
言い換えれば揺り戻しが起きないということである。
これまでに無い新しい発見であった。
最高のゴールだけを手に入れようとするのは虫が良すぎるのかも知れない。
「最高」「最低」どちらも等しくゴールであり、
どちらも受け入れるというのが、最強の方法ではないだろうか。
これが中庸でいる感覚であり、量子力学でいう「ゼロポイント」なのかもしれない。