非常に唐突な始まり方で悪いのだが…
小学2年生の時に今の土地に引っ越してきた。
それまで大阪…と言えば
なんかガラの悪い雰囲気なんじゃないか?
怖い人ばっかりで優しい人なんか居ないんじゃないか?
―――などと、少なくともあまり良いイメージは持っていなかった。
前は九州の方に住んでいたのだ。
あまり細かい説明はめんどくさいので省くが、その時の俺は普通に楽しんでいたと思う。
小学生の時の記憶なんて結構曖昧なものである。
でも楽しいイメージがある。
多分、楽しかったのだろう。
俺の記憶が正しければ
小学2年生の時、俺には2人の友達が居た。
その2人以外、誰とも話そうともしなかった………。
とかそういうことじゃなくて。
その2人とは良く遊んでいた様な気がする。
つまりは
学校では皆で遊ぶが、放課後、少人数で集まる場合などは
いつもこのメンバーだったわけだ。
友達の中でも特に仲の良かった2人。
要するに『親友』ということなのだろうか?
ここでその『親友』だった2人の紹介をしよう。
あくまで俺の記憶の中に残っているイメージなので
実際そうだったのか、どうかなんて分からないが…俺の記憶の中ではこうなのである。
1人目。
その子はウルトラマンが大好きだった。
もう10年ほど前のことなので、良く覚えてないが
確か部屋の中にウルトラマンの人形が大量にあった様な思い出がある。
名前?
もう忘れちまったな。
とにかくその子はウルトラマンが大好きだったことだけは覚えている。
一時的にこの子のことを「ウルトラ君」と名付けよう。
2人目の子は
確か、運動が出来るような子だったような気がする。
ウルトラ君と俺は運動が出来ないタイプだったのに対し、その子はバリバリに運動が出来た。
なんだろうか?
その子はいつも青い服を着ていたような気がする。
そういうことでこの子は「アオ君」という名前にしよう(もちろん実際はそんな名前ではなかったのだが一時的に)
ウルトラ君とアオ君とそして俺。
確か、学校が終わった後、3人で遊んでいたような気がする。
これは俺の脳内妄想とかそういうわけではない。
小さいころの思い出を微かに思い出しているだけである。
九州に住んでいたころ、家の近所には「どんぐり公園」という公園があった。
(実際そういう名前なのかは知らんが、そう呼んでいた)
秋になるとその公園はどんぐりが沢山落ちているのである。
そのどんぐりをビニール袋一杯に詰めて、家に持ち帰った記憶がある。
3人でどんぐりをあつめて回ったのである。
皆さんは知ってるだろうか?
どんぐりってのは頭の部分が少し尖っているのである。
そんな尖っているものをビニール袋の中にパンパンに詰め込んだらどうなるか、なんてことは誰でも分かる。
当然、袋は破け、中のどんぐり達は床に転げ落ちることとなる。
まあ、特にオチもない
『そういえばそんな遊びもしたなぁ…』
という、ただのそれだけの話である。
ウルトラ君は説明した通り、ウルトラマンが大好きであった。
だがしかし、小さい頃の俺は全くと言って良い程興味が無かった。
いや、、そりゃぁもう、全然。
どっちかっていうと仮面ライダーの方が好きだったのである。
そういえば、この前部屋を掃除していると
一つのファイルを発見した。
誰でも使ったことのあるような紙で出来ている安物のファイルである。
そのファイルの表紙には
こんなことが書かれている。
『女子高生の盗撮画像満載!』
嘘である。
軽い冗談だから、うん、ごめんね
気にしないで。
実際はこうであった。
『2年3組のみんなより、○○くんへ』
当然○○のところには俺の名前が入るのである。
『おおさかでもがんばってね』
とも書かれている。
多分、俺が引っ越す…となったときにクラスのみんなが書いてくれたものであろう。
先生が言い出したのであろうが、中には一枚、一枚クラスメイトからの手紙が入っていた。
内容は
「楽しかったよ」
とか
「向こうでも頑張って」
とか
「絶対に忘れません」
とか
そう言う感じの物であった。
さすが小学生、人によってはなんて書いてあるのか読めないものもありました。
手紙の最後には、○○より
と名前が書いてあるのだが、誰が誰なのか全然分からん。
ごめんね、顔とか全然浮かんでこねえわ。
その中に一人
「○○あおい」という名前の子がいた。
その名前を見たときに
「あれ…なんか聞いたことあるな」
と思ったのである。
いや、聞いたことあれっていうか
クラスメイトだったわけだから、まあ聞いたことあって当然なんだけどね?
聞いたことあるな…
と持ったのだが、残念なことに顔までは浮かんでこなかった。
多分名前からするに女の子だろう。
凄い綺麗な字である。
他のやつらはキタネエ字でミミズの這った様な文字なのだが
その『あおい』ちゃんだけはやたら綺麗な字であった。
小学生でも綺麗な子は綺麗な字書くんだね……。
何故、記憶が曖昧なのにその子の名前だけはピンと来たのだろうか?
多分、俺が推理するに
小学生の時の俺はその子は好きだったのだろう。
全然、記憶にないのだが
多分そうだったのだと思う。
だからその子の名前で
『あれ…なんか聞いたことあるな?』
と思ったのであろう。
俺が引っ越してからもう10年くらい経つんじゃないだろうか?
ウルトラ君も
アオ君も
さっきのあおいちゃんも
みんなどうしてるのだろうか?
元気でやってるのだろうか?
皆も……皆は高校2年生になっているのだろう。
うーん
全然想像できん。
高校生どころか
当時のことすら想像できん。
俺の記憶力が皆無なのだろうか?
という
ただの思い出話でありました。
ふと、ファイルを見つけて
『あー皆どうしてるんだろー』
と思ったから書いてみただけであります。
特にそれ以外の意味はありませぬ。
そんなことより明日はバイトなのであった…
くぅ…朝からバイトかぁ…疲れるなぁ……。
さて、と…風呂入って寝ることにしようか。
あ、目覚ましちゃんと掛けとかないと……。