以前、ぐるナイのゴチにチョン・ウソンさんが出ててビックリと共に懐かしく感じました。

お分かりですか?脚本を手掛けた人の名前、古川君主演『風の色』の監督クァク・ジェヨンさんです。

とても悲しいお話です。

私の頭の中の消しゴムではアルツハイマーの妻を見守る優しい夫の役、デイジ―では、心ならずも暗殺者の道を歩む主人公のパクウィ。
非情な裏社会に身を置きながら、人を愛してしまった男の切なさが滲み出るキャラクターに、チョン・ウソンさんの独特の純粋な個性が出てました。。




三人それぞれのストーリーが描かれてる事によって切なさが倍増して泣けてきます。
幅広い演技派のチョン・ウソンさんです。


何よりもラウ監督にビックリ
アンドリュー・ラウ監督と言ったら『インファナル・アフェア』三部作で有名な監督です。
やっぱり二つの作品って、どこか似てるところがありまね。




【STAFF】
監督:アンドリュー・ラウ
脚本:クァク・ジェヨン
撮影監督:ン・マルチン
美術監督:ビル・ルイ
衣装デザイン:シルバー・チョン
スタント:コーディネーター:ディオン・ラム
音楽:梅林茂、チャン・クォンウィン
チョン・ウソン/パクウィ役
チョン・ジヒョン/へヨン役
イ・ソンジェ/ジョンウ役
チョン・ホジン/チャン刑事
デヴィット・チャン/組織のボス・チョウ


デイジーの花のような可憐な美しさと、清らかな魂を持つヘヨン。
暗殺者と警官という正反対の世界に住むふたりの男性に愛されたことから、彼女は運命の悲劇に巻きこまれていくことになる。
愛のために生き、愛のために死をもいとわないヘヨンの、真の強さを感じさせる演技が熱い共感を呼びます。

ヘヨンは幻に恋していた。
どこかで自分を見守りながら、デイジーの花を贈り続けてくれる男性。
名前も顔もわからないその人を、彼女は運命の恋の相手だと信じていた。
そんなヘヨンの前に現れるひとりの男。
シャイなまなざしで自分をみつめる彼を、ヘヨンは、運命の人だと確信する。
しかし、彼女はまだ知らなかった。
男の正体が、インターポールの捜査官であることを。
そして、ある事件を通じて彼が追うことになる暗殺者こそが、本当の幻の恋人であったことを――。







あらすじ

ヘヨン(チョン・ジヒョン)は、オランダで暮らす画家の卵。
祖父の骨董店を手伝いながら創作活動を続けている彼女は、初めての展覧会を間近に控え、準備に追われる日々を送っていた。
そんなヘヨンが、ある男性と運命的なめぐりあいを果たしたのは、彼女が広場で肖像画を描く仕事をしていた週末のことだった。

肖像画の客として、ヘヨンの前に現れた男の名は、ジョンウ(イ・ソンジェ)。最初に肖像画のモデルになったとき、時間ばかり気にして絵の仕上がりも待たずに席を立ってしまった彼は、ヘヨンにも彼女の描く絵にも、関心を持っていないかに見えた。
しかし、翌日、絵を完成させるために広場へ舞い戻ってきた彼と、ヘヨンは急速に親しくなっていく。
ジョンウをひと目見た瞬間から、ヘヨンの胸には確信に似た思いがあった。
ジョンウこそ、長い間ずっと待ち続けていた幻の恋人ではないか、と。

それは、ヘヨンが展覧会用の絵を描くために、山間の村に滞在していた夏の日のこと。
丸太橋から足を滑らせて川に転落してしまった彼女は、しばらくして、誰かが自分のために小さな橋をかけてくれたことに気づく。
呼びかけても返事をしないその人に、感謝の気持ちを伝えるため、デイジーの絵を橋の手摺りに残していくヘヨン。
それから1カ月後、匿名の贈り主からデイジーの花が届けられたとき、彼女は、橋をかけてくれた誰かが、いまもそばにいて、自分を見守っているのだと感じる。
こうして名前も顔も知らない相手と恋に落ちたヘヨンは、以来ずっと、デイジーの贈り主が姿を現すのを待ち続けていたのだ。



その話をヘヨンから聞かされ、黙って彼女を抱きしめるジョンウ。
彼の胸は引き裂かれそうだった。
自分は、ヘヨンが待っていた男ではない。
しかし、真実を告げるには、あまりにも深く、彼は彼女を愛しすぎていた。
ジョンウの他に、真実を知る男がもうひとりいた。本当のデイジーの贈り主であるパクウィ(チョン・ウソン)だ。
プロの暗殺者である彼は生まれて初めて人を殺し、山間の村に身を隠していたときにヘヨンと出会った。
その日からずっと、彼女だけを想い、彼女だけを見つめてきた。
しかし、闇の世界の住人である彼には、匿名で花を贈り続ける以外、思いを伝える術はない。
そしていま、ヘヨンがジョンウと恋に落ちていくのを、彼はただ黙って見つめているしかなかった。
一方のジョンウも重大な秘密を抱えていた。彼の正体は、アジアとヨーロッパを結ぶ麻薬ルートを追跡するインターポールの捜査官。彼が広場でヘヨンの絵のモデルになったのも、実は張り込みのためだった。
その事実を、ヘヨンには告げられずにいるジョンウ。しかし、ついに心の重荷に耐えきれなくなった彼は、ヘヨンにすべてを打ち明けようと決意する。
事件は、まさにその瞬間、広場で起こった。
ヘヨンの前にたたずむジョンウに、麻薬組織の襲撃グループが接近。
その危機を、ジョンウ本人よりも先に気づいたパクウィは、ヘヨンを守るため、襲撃者に銃弾を浴びせる。たちまち広場は騒然。
反射的に銃を取り出したジョンウは、ヘヨンをかばいながら必死の応戦を試みる。
そして、ようやく応援の捜査官たちが駆けつけたとき、ジョンウは、それまで自分を援護していた謎の狙撃者が、敵に変貌を遂げたことに気づく。
嫉妬のこもったパクウィの弾丸を足に受けながら、パクウィの潜むビルに向けて走り出すジョンウ。
そのころ広場では、流れ弾で首に重症を負ったヘヨンが、声にならない声でジョンウの名を叫んでいた……