
槇村さとるさんの作。 別冊マーガレットにて連載された作品。
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フィギュアスケートのエキシビション 会場に突然現れた少女、彼女は至難の 三回転(トリプル)を軽々と決めた。
彼女の名は亜季実。
彼女のスケーティングを目にし強い衝撃を受ける黒川貢。
彼は再起不能説が流れていた、傷心の天才スケーターだった。
黒川は練習中に怪我をし、同時に怪我をした女性スケーターが選手生命を断たれた事を苦に氷の上に立てないでいた。が亜季実のスケーティングを見て 同じ物を感じ、共鳴しあう、ふたつの心。
やがて二人はペアーを組んで世界を目指します。
出逢い、愛、別離、そして劇的な再会、様々な試練を乗り越え、二人だけの情熱的なアランフェスが完成する。
脇役も…
また、黒川と亜季実を軸に、脇で固めるキャスティングが良い。
筒美は貝谷さんへの思いや実の母への思い等。
母親との再会は胸が熱くなる思いにかられたものです。
貝谷もまた黒川を思っていたが…。
柴は足に病気を持ちながらもスケーターとして、病気に立ち向かう、闘う姿勢に更なる感動と切なさを垣間見る。
彼の闘う姿勢に自分(亜季実)が恵まれ、甘かったかを悟る。
嵯峨島コーチの師弟愛。
澤田会長、亜季実の父の森山優一の過去と生き方等が盛り込められ、ストーリーの幅が広げれていた。
追記
この当時、女子のトリプルジャンプが 凄い事だったんだなぁ~と時代を感じさせられた(笑) 今じゃ、トリプルジャンプは当たり前、浅田真央のトリプルアクセス、安藤 美姫の4回転でしたもんね。
男子は4回転が当たり前の時代になってきてますからね。
またフィギュアスケートの時期
男女共に楽しみです。