2011年3月11日に未曽有の大地震と大津波そして原発事故。あれから14年以上が経過した。あの日の事は段々と風化が始まっている。「忘れてはいけない」とそう思いながら福島県相馬市の「相馬市伝承鎮魂祈念館」を訪れてみた。
大津波が来たとは思えない静かで美しい「原釜尾浜海水浴場」である。
「相馬市伝承鎮魂祈念館」はすぐそばの公園にあった。
福島には、伝承する施設が12か所あり、相馬もその一つである。
今回、初めて訪れてみた。
当時の映像を入館すると係の方が映像のスイッチを入れてくれた。
約8分の映像は、生々しい大津波の映像が流れ、この地区だけでも458名の方々が犠牲になった。
震災前後の写真パネル展示なども飾られてある。
特に持ち主のいない50万枚の写真は、震災が奪った多くの方の人生がそこにあったのだと強く感じる。
自然災害が増えている今だからこそ、向き合いたい場所である。






