回復室【回想】 | 飼い主のぐぅたら闘病日記

飼い主のぐぅたら闘病日記

元お水のチーママが綴る、
我が家のフェレットを中心としたブログです。
その他、私こと飼い主てんぷらこのお気楽極楽な日常や、
子宮頸癌の闘病生活などをupしております。






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九州大学病院。


私がここへ転院を決めたのは、日本でも6ヵ所しか行われていない【広汎子宮頸部摘出術】を受けるため。

子宮を温存しながら癌を摘出する手術。


でも私は今、広汎子宮全摘出を受けている。


広汎子宮頸部摘出術を受けるには厳しい基準をクリアしなければならない。

①進行がⅠa2~Ⅰb1期
②扁平上皮癌であること
③腫瘍径が2㎝以内
④脈管侵襲が陰性
⑤リンパ節転移が陰性
⑥40歳以下
⑦妊娠を希望していること

私はギリギリで受けることが出来た。

しかし、この手術は再発のリスクが高く、不妊症になる可能性があり、出産は帝王切開。


それでも、好きな人の子供を産みたいと思うのが女だ。


私は葛藤した。


おっさんとの子供は欲しい。
でも、今すぐに欲しいわけではなかった。

再発が恐い。

自分の命を賭けてまで出産する勇気もない。


私はただの意気地無し。


娘たちを産んだ私。

いつか男の子を産むことがずっと夢だった。


2度も出産したじゃない!
私には子供が居るのだから。


自分にそう言い聞かせて、最後は全摘を選んだ。


本当は子宮残したかった。


私に子供が居なかったら、違った答えが出ていたのだろうか。


※2011.11.11
【今だからこそ。】手術中の予約更新記事より










早く楽になりたいと思った。


とにかく、ダルい。
とにかく、キツイ。


このまま死んでしまうんじゃないかと思った程、辛く苦しい。



右足は、痺れて全く感覚が無い。

松潤、失敗しやがったなっ!
щ(゚Д゚#щ)

本気で思った。



何で手術なんかしたんだろう。
こんな思いするのなら、手術なんかするんじゃなかった。


精神的にもいっぱいいっぱいだった。





自分で寝返りさえ打つことが出来ないので、看護師が時間を見て、床擦れを防ぐ為に身体を動かしてくれる。

『次はどっちに向こうか?右?左?』


地震にあって閉じ込められた場合、声を出すと体力を消耗するから、指笛で助けを求めろというが、全くもってそれ。


看護師が話しかけてくれても、頷ずくか首を横に振るだけのてんぷらこ。

横着(笑)





暫くすると強制で、お腹が痛くなってくるというオプションが追加される(笑)


これがちくちく、ずきずき、しくしく痛いのなんのって。
(*;゚;ж;゚;*)


あっ、腹傷が痛んでるんちゃうよ?(笑)

腹の“中”が痛いんやで。
(;;゚;ε;゚;;)


色々と切られて取られちゃったから(笑)
(*´σー`)

その切り取られた部分や、縫合した部分が痛い感じかな。


背中に痛み止めの麻酔が刺さってるけど、意味なし(笑)


何かあったら直ぐに押してと、握らされていたナースコールを押し、痛み止めの点滴をぶちこんでと要求!(笑)
(ノ゚Д゚)ノ


麻酔や痛み止めには眠くなる成分が入っているので、常にウトウトと眠気に襲われる。

目を開けているのも、かなりきつい。

だが、痛すぎて眠れない。

それでもいつの間にか眠りに就く。

痛みで目が覚める。


この繰り返しっ!!!


こんなのにお笑いの天丼は要りませんぜー(笑)
(\゚Д゚/)










飼い主のぐぅたら闘病日記-P1000588.jpg

※2011.8.30
飲み会帰りのてんぷらこ


癌容疑をかけられていた時期。

癌だとしても、まだ初期だろうと余裕があった。

自信だってあった。


子宮を取ることになるなんて思っていなかった。

この時は。