先月末に慶尚北道旅行リポーターの活動で聞慶(ムンギョン)に行って来ました。
聞慶市文化観光ホームページ:http://www.gbmg.go.kr/open.content/japan/(日本語)
東ソウルバスターミナルからバスで店村市外バスターミナル(聞慶)まで約2時間半(アクセスの詳細はこちらのページをどうぞ)、店村市外バスターミナルから鳳岩寺(봉암사/ボンアムサ)までさらに1時間、曦陽山(희양산/ヒヤンサン)という山奥にあります。
鳳岩寺は通常、一般公開をしていないお寺で、聞慶伝統茶碗祭りの開催期間中のみ1日限定200人(申し込み順)まで入場が可能だそう。
この鳳岩寺は879年(新羅時代)に唐の智詵(チソン)国師が創建した禅寺です。
駐車場で車を止めて境内までは緩やかな山道を歩きます。山道の脇には小川が流れていて水がとても綺麗でした。
5分ほど進むと慶尚北道指定文化財大591号である鳳岩寺の一柱門である鳳凰門があります。
鳳凰門
鳳凰門をくぐるとすぐに大きな岩があり、そこには「南無阿弥陀仏」と刻まれているのが見えました。
右から左に読みます
ここからさらに約5分で境内につながる橋にたどりつきます。
一番最初に見える横に広い建物は南門楼です。手前に写っているのは桜の木。立派な桜の木で、桜が満開だったらとっても綺麗だっただろうなぁと思いました。
南門楼
南門楼の右側を通って階段を上ると目の前に見える屋根が2段になっている建物は極楽殿(극락전)で、宝物第1574号に指定されている建物です。
極楽殿
この建物の左方向に進むと大雄宝殿という大きな建物があります。
大雄宝殿
この建物は関係者のみ立ち入り可能。修行する場所のようです。
禅院
国宝第169号に指定されている三層石塔です。高さ6.31mで9世紀頃に建てられたと伝えられているそう。
鳳岩寺三層石塔
境内からは曦陽山がはっきりと見えました。
曦陽山
修行のために普段は一般公開をしていない場所なので観光地化はまったくされていないし、路上でいろいろ売っているおばちゃんたちもいないし(よく見かける)、大自然の中にひっそりとあるお寺という雰囲気でした。
普段は入ることができないっていうだけ特別な感じも良かったなぁ~
きっと一生のうち、最初で最後の場所になりました。
鳳岩寺(봉암사/ボンアムサ)
住所:慶尚北道 聞慶市 加恩邑 院北キル 313(경북 문경시 가은읍 원북길 313)
ホームページ:http://www.bongamsa.or.kr/(韓国語)