群山(グンサン)日帰り旅行の続きです~。
群山駅に到着してまず向かったのは、お昼ご飯!(笑)
事前に探しておいたお店までタクシーで向かいました。
いつものようにNAVERで検索して見つけました。写真を見た瞬間に絶対にここに行きたい!と思ったお店です。
ボリュームたーっぷりのヘムルチム(海鮮蒸し)!これで2人前です。
海鮮がとくにかくおいしい!新鮮なので素材の味をそのま味わうことできました。
鍋料理ではないのでスープは少なめ。白菜やセリと一緒に食べるとさらにおいしい!
お店の方もとても愛想の良い方で、私たちが日本人だと知ると(日本語で話していたので)貝をひとつずつとってそれぞれのお皿にわけてくれたりと大サービス!(混雑している時はそうもできないとか)
大満足のお昼ご飯でした。
ヘムルポチャ(해물포차)
全羅北道 群山市 クヨン5キル 115 太平洋スポーツ
전라북도 군산시 구영5길 115 태평양스포츠
腹ごしらえをして、本格的に散策スタート!
群山文化観光ホームページからダウンロードできる地図をもとに観光ポイントを確認しながら歩きました。(群山駅の観光案内所でももらえます)
群山文化観光ホームページ:http://www.gunsan.go.kr/tour/index.gunsan(韓国語)

群山は西海岸に面した港街で、釜山、仁川、木浦に続いて6番に群山港が開港しました(1899年)。1900年代に日本に米を輸出するために急激に発展し、1910年8月の日韓併合後、人口の約半分が日本人でだったそうです。市内に建てられた日本家屋は全体の20%にもなったと言われており、現在も当時の建物が多く残っています。
上記地図①の旧群山税関の建物です。
現在は中には入ることができませんが、過去(2011年)に行った時は中に入ることができました。当時の写真がありました↓
旧群山税関の建物の内部
ドイツ人が設計し、ベルギーからレンガを輸入して1908年6月20日にヨーロッパ様式の建物として建てられました。1994年8月10日に全羅南道木念仏代87号に指定されました。
ソウル駅舎、韓国銀行本店の建物とならび、韓国の現存する西洋式古典主義3大建築物のひとつです。
②と③の間にある「ミズコーヒー」です。
日本貿易商事だったミズ商事の建物は現在はブックカフェとして運営されています。
建物の2階は畳部屋になっています。イスとテーブルが置かれた部屋もあれば座布団を敷いて座る座席の部屋もありました。
⑨の新興洞広津家屋です。
国家登録文化財第183号に指定されています。
建物の構図。左が1階で右が2階です。
ここも現在は中に入ることができず、家の周りをぐるっと1周するかたちで見学できます。当時富裕層が住んでいた地域であったとのことで、この広津家屋もとても大きなお屋敷です。
中庭から見上げた建物
ここも過去に訪れた時は中に入ることができました。その時の写真です↓
2011年に撮影した室内の写真
過去、2階まで上がることができたのですが、いつ頃からはわかりませんが室内は立ち入り禁止となってしあまったようです。こんな立派な日本のお屋敷が韓国に残っているなんてビックリしました。
広津家屋(히로쓰가옥)
住所:全羅北道 群山市 具瑩1キル17
観覧時間:10:00~18:00 年中無休 ※入場は閉館10分前まで
住所:全羅北道 群山市 具瑩1キル17
観覧時間:10:00~18:00 年中無休 ※入場は閉館10分前まで
⑩の古友堂(コウダン)です。
ここはゲストハウスになっています(韓国観光公社指定のGOOD STAYです)。
宿泊棟も日本家屋の形をしています。
中庭は日本式の庭園になっていました。
カフェも併設されています。ちょっと歩いてまた戻ってきてここでお茶しようね~と話していましたが結局、別ルートで回ったのでお茶する機会を逃してしまいましたがまた行ってみたいと思います。
古友堂(고우당)
住所:全羅北道 群山市 具瑩6キル13
古友堂ホームページ:http://www.gowoodang.com/index.html
⑩と⑪の間にある「ナドゥリゲストハウス」です。
建物全体を見ると、昔の家の造りがどうなっているのかを見ることができます。
ガラス張りになっいる中は木造の骨組みを見ることができました。一緒に行った方が教えてくれたのですが、柱になっている木が日本にある伝統家屋よりも細いそうで、これは地震のない韓国だから細いのを使っても大丈夫だったのではないかとのことです。
⑪の群山抗戦館です。外見は日本の木造2階建ての普通の家のようです。
群山抗戦館の外観
中は展示館になっています。群山や全羅北道地域で最初の3.5独立万世運動の場所であることを伝え、民族抗戦意識と歴史を知ることのできる展示内容となっています。
群山抗戦館の建物内・展示
独立運動家の写真や当時の拷問の様子を再現した蝋人形もありました。日本人の私としては見ていて気持ちの良いものではありませんでした・・・
⑫の東国寺です。
韓国のお寺というよりは日本のお寺っぽくありませんか?
東国寺は韓国に残っている唯一の日本式のお寺で、登録文化財第64号に指定されています。
建立当時は「金剛寺」という名前だったそうです。建築材料はすべて日本から取り寄せて建てられたとのことです。
全部の建物は紹介しきれませんでしたが、群山のこのエリアは現在も数多く残っています。
歩いていてなんとな~く懐かしい気分になったのは、日本に面影が残っているからなのかもしれません。
過去訪れた時よりも国内旅行者向けのゲストハウスが増えていたのも印象的でした。
ゆっくりと時間を過ごすには良い場所だと思います^^
2017年03月30日(木) Gトレインで行く群山(グンサン)日帰り旅行①西海黄金列車