11月25日(木)に公開したばかりの映画「桃梨花歌(도리화가/ドリファガ)」を見ました。
公式サイト http://dorihwaga2015.modoo.at/(韓国語)
この映画のテーマは世界無形文化遺産にも指定されている「パンソリ」についてです。
史実をもとにした映画なので、ストーリーも関連人物の紹介を読むとだいたいわかります。
以下、映画の内容です(ねたバレあり)。
時代設定は、朝鮮時代末期(1867年)、全羅北道(チョルラプクド)高敞(コチャン)が舞台です。
主人公の申在孝(シン・ジェヒョ、リュ・スンリョン)は朝鮮時代後期のパンソリの理論家、編集(編曲)者、もう1人の主人公の陳彩仙(チン・チェソン、ペ・スジ)は朝鮮時代で初めて女性のパンソリの歌い手です。
映画は、母親と死別した彩仙が初めてパンソリを見て、申在孝の言葉に感動をしてパンソリの歌い手となることを心に決めるシーンから始まります。
当時、パンソリは庶民が楽しむ芸能のひとつで、歌い手は男性だけで女性がパンソリを歌うことはご法度とされていました。
彩仙はパンソリの歌い手となる夢を叶えるために申在孝が運営するパンソリの歌い手を養成する学校に女性という身分を隠して入学をしますが、養成学校はつぶれてしまい、彩仙も学校を去ります。
しかし彩仙はパンソリの歌い手となることをあきらめきれず、身分を隠したまま舞台に立ちますが、女性であることがバレてしまいます。申在孝は彩仙の才能とパンソリに対する切実な思いを理解し、女性である彩仙を弟子として迎え入れ、数人残った弟子たちと一緒に景福宮の慶会楼で行われる落成宴の舞台に立つために練習を重ね、漢陽に向かいます。
道中、彩仙は師匠である申在孝に密かに思いを寄せますが、申在孝はその思いを知ってしまいますが、女性としてではなく弟子であると彩仙の思いを断ります。
漢陽にやって来た申在孝と彩仙一行は、落成宴の舞台に立つための選抜の舞台で女性であることがまたバレてしまいます。あきらめきれない申在孝は以前、偶然にも杯を交わしたことのある王族の興宣大院君に舞台に立たせてほしいと直談判に行きます。しかし、自分の思いを理解してくれるとの期待は裏切られ、申在孝は捕らえられてしまいます。
そのことを知った彩仙は師匠の申在孝を救うために興宣大院君の前でパンソリを披露し、その実量を知った興宣大院君は彩仙に落成宴でパンソリを披露して(女性の姿で)、その実力が認められれば申在孝を救ってやるとのカケを持ち出します。
落成宴の舞台に立った彩仙。申在孝への叶わぬ思いを胸に秘めた彩仙の歌は民衆だけではなく、興宣大院君や官僚たちの胸をうち、その実力を認められて申在孝を救うことができましたが、彩仙を自分のそばにおいて置きたいと思った興宣大院君により、2人は結局離れ離れになってしまい、彩仙は興宣大院君の側室とります。
その後、申在孝も弟子である彩仙のことを忘れることができず、59歳の時にその思いをつづったのがこの映画のタイトルである「桃梨花歌」という歌(短歌)です。
映画では最後、興宣大院君が自らの命が長くないことを悟り、彩仙に申在孝のもとへ行くなら行けと言い、彩仙は申在孝のいる高敞へと帰り、映画が終わります。
(ネットには、申在孝が重病にかかったことを知って雲峴宮を抜け出すと説明がありました)
時代物ですが、思ったよりも難しい内容ではなく、パンソリに関する理解度も上がりました。
個人的には、行ったことのある場所が多く登場して、見ながら「あ。ここはあそこだ」なんて思いながら見ていました。
ちなみにどこの場所かというと、「安東河回村」「順天楽安邑城」「韓国民族村」「景福宮(慶会楼)」です。
スジの歌うパンソリが上手いかそうじゃないかはまったくわかりませんでしたが、特に違和感はありませんでした。
字幕付きでもう1度見たいなぁと思いました。
韓国の歴史や文化などに興味がある方は見るとおもしろいのではないでしょうか^^
#韓国 #映画 #時代劇 #パンソリ #朝鮮時代 #世界無形遺産 #桃梨花歌
公式サイト http://dorihwaga2015.modoo.at/(韓国語)
この映画のテーマは世界無形文化遺産にも指定されている「パンソリ」についてです。
史実をもとにした映画なので、ストーリーも関連人物の紹介を読むとだいたいわかります。
以下、映画の内容です(ねたバレあり)。
時代設定は、朝鮮時代末期(1867年)、全羅北道(チョルラプクド)高敞(コチャン)が舞台です。
主人公の申在孝(シン・ジェヒョ、リュ・スンリョン)は朝鮮時代後期のパンソリの理論家、編集(編曲)者、もう1人の主人公の陳彩仙(チン・チェソン、ペ・スジ)は朝鮮時代で初めて女性のパンソリの歌い手です。
映画は、母親と死別した彩仙が初めてパンソリを見て、申在孝の言葉に感動をしてパンソリの歌い手となることを心に決めるシーンから始まります。
当時、パンソリは庶民が楽しむ芸能のひとつで、歌い手は男性だけで女性がパンソリを歌うことはご法度とされていました。
彩仙はパンソリの歌い手となる夢を叶えるために申在孝が運営するパンソリの歌い手を養成する学校に女性という身分を隠して入学をしますが、養成学校はつぶれてしまい、彩仙も学校を去ります。
しかし彩仙はパンソリの歌い手となることをあきらめきれず、身分を隠したまま舞台に立ちますが、女性であることがバレてしまいます。申在孝は彩仙の才能とパンソリに対する切実な思いを理解し、女性である彩仙を弟子として迎え入れ、数人残った弟子たちと一緒に景福宮の慶会楼で行われる落成宴の舞台に立つために練習を重ね、漢陽に向かいます。
道中、彩仙は師匠である申在孝に密かに思いを寄せますが、申在孝はその思いを知ってしまいますが、女性としてではなく弟子であると彩仙の思いを断ります。
漢陽にやって来た申在孝と彩仙一行は、落成宴の舞台に立つための選抜の舞台で女性であることがまたバレてしまいます。あきらめきれない申在孝は以前、偶然にも杯を交わしたことのある王族の興宣大院君に舞台に立たせてほしいと直談判に行きます。しかし、自分の思いを理解してくれるとの期待は裏切られ、申在孝は捕らえられてしまいます。
そのことを知った彩仙は師匠の申在孝を救うために興宣大院君の前でパンソリを披露し、その実量を知った興宣大院君は彩仙に落成宴でパンソリを披露して(女性の姿で)、その実力が認められれば申在孝を救ってやるとのカケを持ち出します。
落成宴の舞台に立った彩仙。申在孝への叶わぬ思いを胸に秘めた彩仙の歌は民衆だけではなく、興宣大院君や官僚たちの胸をうち、その実力を認められて申在孝を救うことができましたが、彩仙を自分のそばにおいて置きたいと思った興宣大院君により、2人は結局離れ離れになってしまい、彩仙は興宣大院君の側室とります。
その後、申在孝も弟子である彩仙のことを忘れることができず、59歳の時にその思いをつづったのがこの映画のタイトルである「桃梨花歌」という歌(短歌)です。
映画では最後、興宣大院君が自らの命が長くないことを悟り、彩仙に申在孝のもとへ行くなら行けと言い、彩仙は申在孝のいる高敞へと帰り、映画が終わります。
(ネットには、申在孝が重病にかかったことを知って雲峴宮を抜け出すと説明がありました)
時代物ですが、思ったよりも難しい内容ではなく、パンソリに関する理解度も上がりました。
個人的には、行ったことのある場所が多く登場して、見ながら「あ。ここはあそこだ」なんて思いながら見ていました。
ちなみにどこの場所かというと、「安東河回村」「順天楽安邑城」「韓国民族村」「景福宮(慶会楼)」です。
スジの歌うパンソリが上手いかそうじゃないかはまったくわかりませんでしたが、特に違和感はありませんでした。
字幕付きでもう1度見たいなぁと思いました。
韓国の歴史や文化などに興味がある方は見るとおもしろいのではないでしょうか^^
#韓国 #映画 #時代劇 #パンソリ #朝鮮時代 #世界無形遺産 #桃梨花歌
